『旅するLovePiano』ノートに綴られた7つの旅のストーリー

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1年にわたって星野リゾートの施設7か所を巡った『旅するLovePiano』。ピアノの近くには、演奏した人、訪れた人が自由に書き込めるノートが置かれ、たくさんのメッセージやイラストがしたためられました。『旅するLovePiano』が出会った「旅×音楽」の思い出を、ノートから振り返ります。

*『旅するLovePiano』は、星野リゾートとヤマハミュージックジャパンで開催したLovePiano(スト リートピアノ)プロジェクトの名称であり、ピアノの愛称です。

山・街・海辺に響いたピアノの優しい音色

 

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星野リゾート トマム「雲海テラス」(2022年8月)

標高1088メートルの雲海テラスでお披露目された『旅するLovePiano』。デナリ(大野舞)さんが描いたイラストの世界に、みなさん一目で魅了されたようです。雄大な自然の中で、世界にひとつだけのピアノと出会った感動がたくさん綴られました。

「真っ白な雲の中に響くピアノが素敵でした。こんなにかわいいピアノが学校や幼稚園にあったら子どもたちも嬉しいだろうなあ」

「イラストが素敵でびっくり。色が最高!カラフルでかわいいピアノが弾けて楽しかったです」

「『旅するLovePiano』を目的にトマムにきました。こんな素晴らしい場所で弾けて、とてもいい経験になりました」

「一瞬で様変わりする景色が、音色を引き立ててくれました。一期一会の景色に感謝!」

「ちょっと寒かったけど、雲を前に好きな曲を弾けて嬉しかったです」

「緊張したけれどとても楽しかったです。家族全員で弾きました!」

「雲海、きれいだったー。みんなで『池の雨』を弾きました。わーい!」

「The piano is super colorful! Great!!」

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OMO7大阪(おも) by 星野リゾート「OMOベース」(2022年10月)

さまざまな動画がアップされたことで、全国各地から「会いにきたよ」と書き込む方が増えていきました。OMO7大阪の広々とした芝生の緑に『旅するLovePiano』がよく映えました。新今宮駅前という立地から鉄道ファンからのメッセージも!

「OMO7大阪へようこそ!『旅するLovePiano』めちゃくちゃかわいい〜!」

「トマムの動画を見ていました。大阪に来てくれて幸せです。たくさんの感動と思い出が広がりますように」

「かわいいピアノに背景の緑がとても合っていました」

「ピアノを習い始めたばかりの5歳の娘が、こんなに広い場所で弾けて嬉しそうでした」

「『旅するLovePiano』でストピデビューしました。人前で弾くのは30年ぶりです」

「ゆっくりまったり、芝生いっぱいの庭園にピアノの音色、自分への誕生日プレゼントで泊まりに来て、すべてがいい思い出になりました」

「電車が見られてピアノも聴けて楽しかった。またいつかここで、鉄道とピアノのコラボを楽しみたい」

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星野リゾート バンタカフェ「大屋根デッキ」(2022年12月)

コバルトブルーの海に囲まれたバンタカフェの「大屋根デッキ」には波の音も届いて、ピアノの音色と溶け合っていました。ある著名なピアニストはサインとともに、「ここでしか出せない音があります」と綴ってくれました。また、一緒に旅をする“旅するLovePiano”ファンの足跡も見え始めました。

「ついにバンタカフェまで来てしまいました。素敵なピアノと波の音が最高です」

「東京から弾きに来ました。海の景色が素敵です!」

「結婚30周年記念で旅しています。海辺でクリスマスソングを気持ちよく弾きました」

「息子が、ここで弾くためにピアノを始めました。いい時間を過ごせました」

「またいつか沖縄に来てほしいです。LovePiano最高!」

「憧れの『旅するLovePiano』に出会えて感激!『サンタが街にやって来た』を弾きました」

「クリスマスイヴに初めてストリートピアノを弾きました」

「次は福島ですね!」

白銀の世界を鮮やかに彩った『旅するLovePiano』

 

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星野リゾート アルツ磐梯(2023年1月~2月)

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星野リゾート トマム「ホタルストリート」(2023年3月)

ゲレンデ入り口のリゾートセンターに設置されたアルツ磐梯では、スノーリゾートならではの楽しいメッセージが満載。子どもたちもたくさん弾いて、書いてくれました。

「スキー1級の練習のために来ました。カラフルなピアノで気分も楽しくなりました」

「時間を忘れて滑ろうと思って来たのに、くっちーさんの演奏を聴いていて午後は滑らずに終わりました。楽しい時間をありがとうございました」

「インストラクターです。モーツァルト、弾かせていただきました」

「今日も『旅するLovePiano』、弾けて幸せです」

「ふみくんが弾いたピアノ、見に来ました。これを弾いたと思うとドキドキでした」

「8月の雲海テラスから7か月たった今でも楽しく弾けました」

「LovePiano、はじめまして。『池の雨』を片手で弾きました」

「かえるの歌をひきました。きれいにひけたよ。たのしかったよ」

冬の魅力満載のトマムでは、多くの方が夏に続く再会を喜んでいました。子どもたちからの「楽しかった」「ピアノ大好き」のメッセージ、そして『旅するLovePiano』に触発されたようなイラストもたくさん描かれました。

「夏ぶりの『旅するLovePiano』に来たよ~ とてもいい1日になりました」

「夏も冬も来られて嬉しい。雪の中のピアノ、素敵でした」

「おかえりLovePiano♡ また来たよ」

「さいしょにみてきれいでした。ひいてみたらひきやすくて、ゆっくりひけばひくほど、いい音がでました。ひけてよかったです」

「みんながほめてくれてうれしかったです。うれしすぎて、こころがとびでそうでした」

「このピアノに出会って、子どもが夢中で弾き始めたので改めてピアノをじっくり見たら、とても素敵なアートが描かれていて感動しました。夢のあるデザインに心奪われました。ありがとう」

爽やかな高原に響いた『旅するLovePiano』の音色

 

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星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳「ピーマン通り」(2023年5月)

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星野リゾート BEB5軽井沢(ベブ)「TAMARIBA」(タマリバ)(2023年6月~7月)​​​​​​

花の回廊を吹く高原の風に乗って、『旅するLovePiano』の音色が届けられたリゾナーレ八ヶ岳。たくさんの「ここでやっと会えました」に、熱い想いが込められています。「今日は結婚式!」のメッセージには、幸せいっぱいのイラストが添えられていました。

「八ヶ岳に来るのをずっと待っていました。綺麗な花と青い空のもとで聴く素敵なピアニストさんたちの演奏。とっても素敵です」

「『旅するLovePiano』5か所めです。ロケーション、最高!」

「思い切って会いに来ました。やっぱりかわいくて素敵でした。嬉しくて涙、出ちゃう」

「自然豊かな場所に設置されていて感動しました。弾いていると鳥の声が聴こえてきて、とても気持ちよかったです」

「家族で遊びに来ました。happy!」(全員の似顔絵入りで)

「素敵な演奏が聴けて、美しい緑とピアノ、最高でした!」

「来られてよかった! もう1曲、弾こうと思います」

首都圏からも行きやすいBEB5軽井沢には、最終日まで多くのファンが駆けつけ、『旅するLovePiano』に会いたい、弾いてみたいと思うみなさんの想いが詰まっていました。LovePianoコンプリート、というコアなファンも。

「トマム、大阪、磐梯、冬のトマム、八ヶ岳、軽井沢、たくさん楽しませていただきました!」

「ずっと会いたかった『旅するLovePiano』、やっと会えました。深呼吸してきれいな空気を吸って、明日からまた頑張ろう!」

「やっとやっと最終日に来られた。もう会えないかと思っていたので嬉しいです!」

「いつか弾いてみたいと思っていた『旅するLovePiano』。トマムでけいちゃんが弾いた同じピアノを弾くことができて感激です」

「ハラミちゃんと同じピアノが弾けてよかった~」

「誰でもどうぞ、とスタッフの方に優しく言っていただき、ほっとして子どもと連弾しました。夏の思い出になって嬉しかったです」

「LovePianoの1~5号機を弾いたことがあるので、『旅するLovePiano』で現行のLovePianoをコンプリートできました!」

「ムササビを見に軽井沢に来たらピアノが置いてあって、ピアノも弾けてとても楽しかったです。また来たいです」

「ママへ ピアノすごいね。大好き!」

「去年の8月初日に息子と2人で『旅するLovePiano』のオープニングイベントを見て、どうしてももう一度、2人で来たくて最終日に来ました。うまくは弾けない2人だけど、同じ推しファンの方が曲に気づいてくださって感激。素敵な出会いをくれた『旅するLovePiano』に感謝、感謝です」

たくさんの物語と思い出が生まれた『旅するLovePiano』

 

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ピアノにありがとう、弾けたことにありがとう、聴いてくれてありがとう……。どの回にも、たくさんの「ありがとう」があふれていました。

「旅行中にピアノが弾けてラッキーでした。ありがとう」

「YouTubeで見て、私も弾きたいなと思っていたLovePianoを初めて見ることができました」

「会いたかった『旅するLovePiano』ちゃん。とってもかわいいピアノでした」

「ピアノ弾けないけど、『ねこふんじゃった』を弾いたよ!」

「うまくは弾けないけれど、かわいいピアノに勇気がわいて、片手で弾いたら、そばにいた人が伴奏を弾いてくれました。いつか、楽譜も読めて、両手で弾けるようになりたいです」

4度目ましての『旅するLovePiano』。片手しか弾けなかったけれど、童謡をよちよち弾けるようになったよ。このノートを書いている人、弾いている人、みんな一生懸命だから、勇気をいっぱいもらいました。ありがとう!」

「勇気をもってトライして、少しだけ自信がつきました。『旅するLovePiano』ありがとう。聴いてくれた人もありがとう」

「素敵なリゾートを旅して、素敵なピアニストさんたちに弾いてもらって、幸せなピアノさん。また素敵な旅をされることを願っています。『旅するLovePiano』ありがとう」

「舞(デナリ)さん、ステキな絵をありがとうございました!」

「数々のあたたかい出会い、ふれあいを思い出して、愛しさが止まりません」

「音楽は人の輪と和をつくりだしますね!素敵なピアノ、メロディーをありがとう!」

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ノートの最後のページにイラストを書き込むデナリ(大野舞)さん

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この全部の「ありがとう」をピアノはずっと忘れないでしょう。『旅するLovePiano』と出会ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。『旅するLovePiano』はこれから、LovePiano6号機となって、またどこかでみなさんとお目にかかります。再会の日をどうぞお楽しみに!

構成・芹澤一美

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