皆様、新年明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します。
1月、2月はテーマを「インプットとアウトプット」という内容で前編後編に分けて書かせて頂きます!!
ミュージシャンに限らずどんな事にも大切になってくる「インプット」と「アウトプット」
これをいかに効率よく、楽しくやるかで何事も大きく変わってきますよね。
もちろんインプットが無いとアウトプットするものも全くないわけです。
よく「オリジナリティー」や「個性」という言葉で片付けられているお話を耳にしますが、「個性」はその人が何もインプットしてないところから生まれるものでは無いと思うのが私の考えなのです…。
その人がどんな音楽を聞いて、どんな音に興味を持って、どんなライブを見に行って、どんな人に影響を受けて、どんな環境で育ったか…など色々なインプットが重なり合って奇跡的にその人を構成する「個性」になるのだと思います。
つまり、沢山の音楽や人、たくさんの考え方に触れた人ほどその人のオリジナリティーが溢れ出すものなのだと私は思います。
ですが、1つ覚えていかないといけないのが、インプットしすぎて自分が分からなくなる現象。
私もこの壁にぶち当たることがたくさんありました。
色々なものに興味を持って、たくさんインプットすればするほど、そのたくさんの情報の中から生まれる矛盾を整理できずに「結局自分は何をしたいの?」と自分を見失ってしまう事があります。
インプットとアウトプットともうひとつ大切な作業として「分析、自分との対話」というものがあると私は思います。
好きなサックスプレイヤーを書いて並べた時に、ジャンルも別々、年代も全く別々。でもそこでこの人たちに共通しているところは? と考えてみると「自分が1番魅力を感じるポイント」に気づくことができます。
それが自分自身の目指す目標設定においてとっっても大事な分析の工程なんです。
たとえば、私の好きなサックスプレイヤーを例にあげますね!!
キャノンボール・アダレイ、デビッド・サンボーン、ヤン・ガルバレク、ジェラルドアルブライト、サムグリーンフィールドが個人的に大好きなのですが、この5人とも年代もスタイルも違えば、ヤン・ガルバレクに関してはテナーサックスです。
ここで何が共通しているんだろうと考えてみると、「音色がブライト(明るい)」!!!ってことに気づくんです。
分析という作業がインプットとアウトプットの間に入ることでアウトプットする時の自分のモチベーションだったり効率も格段に違いますよね!
目に入った教則本の音符、動画、音をそのまま脳みそで考えることを経由せずに練習をしてアウトプットしていてもそれは「自分」という音楽性を育てるためにはかなり遠回りでたくさんの壁にぶつかると思います。
教則本ひとつにしても、1回「なんでこんな練習をするんだろう。」と書かれているものを分析してみたりすることが少し面倒ですがミュージシャンにとって大切だったりするんですね。
たくさんのアーティスト、曲を知っていることってこの上ない財産なんです。音楽を趣味で嗜む人にとってはそこまでで大丈夫なのです。ですが、ミュージシャンとしては、沢山知った上で分析して自分のやりたい音楽は??出したい音は??ということを自分と対話する工程が大事であることを忘れてはいけないと自分自身強く思います。
次回2月の後編では実際に私がしているインプットとアウトプットの細かいお話をしていけたらと思っております!!
どなたにも幸せ多き1年になる事を心から祈っております!!幸せをハグしてあったかい1年にしましょうっ!!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!!
「故郷、山中湖村から臨むお正月の富士」
渡邉瑠菜