皆さんこんにちは!!
サックスプレイヤーの渡邉瑠菜です。
今月から私のブログ配信をさせて頂くことになりました!よろしくお願いします。
第一回目のブログ配信ということで、私の簡単な自己紹介をさせて頂きます!!
山梨県の山中湖村という富士山の麓で生まれ育ちました。音楽遍歴を交えてお話ししていきますね!
同じ山中湖村に住んでいたおばあちゃんの家にアップライトピアノがあって、4歳くらいの時に遊びで弾き始めたのが音楽との出会いです。独学で始めたので左手でメロディーをひいて右手でコードを弾いてしまうくらいでした。もちろん楽譜も読めなくて、テレビで流れている音楽やアニメソングを弾いて楽しんでいました。小学2年生の頃、担任の先生が耳コピで鍵盤ハーモニカを演奏する私を見て家庭訪問のときに母に「ピアノ教室に通わせてあげてください」って言ったんです。そこからピアノ教室に通うようになって譜面や指使いなど基礎から習いました。小学校の頃はクラシックバレエやフラダンス、空手など習い事をしながらピアノを楽しんでいました。
そしていよいよ私のサックスとの出会いがやって来るわけです!
中学校に入学してすぐに部活紹介の新入生オリエンテーションがありました。運動が苦手だったのもあり、美術部か吹奏楽部に入ろうと思っていました。しかし、私の思っていた吹奏楽部ではなくて部活の名前が「ジャズバンド部」というのです。オリエンテーションでのジャズバンド部の演奏をみて、心臓が急にドキドキしてきたんです。アルトサックスの先輩がソロを吹きに前に出てきた姿を見て、今まで割と大人しかった私の心の中に「目立ちたい、スポットライトを浴びたい」という気持ちが芽生えました。キラキラと輝くサックスの美しい煌めき、美しい彫刻に奏者とフィットする美しい曲線美に心を奪われました。音を出してみたくてたまらなくなり、楽器体験では真っ先にサックスの元へ行きました。音が鳴った時の感覚は自分にとって初めてのものでした。音を出すと頭がぶるぶる震えるのはとても衝撃でした。1音1音をだすのが楽しくてこの楽器で私はスポットライトを浴びる人になる!と心に決めました。どんどん音色が変わっていくのが楽しくて、自然豊かな山中湖の湖畔で富士山に向かってサックスを吹いたりしていました。今のパワフルな私のサウンドがあるのは大自然の中で壁のないところで大きな音で楽器を吹く習慣があったからなのかなと思ってます。
それからというもの出場したジャズコンテストでありがたいことに会長賞、優秀プレイヤー賞を頂き私は本格的にプロになることを目指すようになります。山梨県でひとつしかないビッグバンド部のある高校に進学しました。コロナ禍を乗り越えて大学のジャズコースに進学した後はたくさんのあたたかいご縁に恵まれてありがたい経験をさせて頂いております。世界的トランペッターであるエリック・ミヤシロさんの率いるBlue Note Tokyo All Star Jazz Orchestraにメンバーとしてシンガポール公演出演など国内外のトップミュージシャンと共演をさせて頂いております。エリックバンドとしてテレビ朝日「題名のない音楽会」出演、本田雅人さん率いるB.B.Station出演、角松敏生さんのツアー、レコーディングにも参加させていただく中、大学3年で初めて出場した第54回ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテストにて昭和音楽大学 Lilly Jazz Orchestraとして最優秀賞、歴代女性初となる個人賞である最優秀ソリスト賞を受賞しました。
さて、これらのたくさんの舞台を共にしている私の使用楽器についてお話していきますね!!
現在使用しているのはYAMAHAのアルトサックス、YAS-875EXS※です。この楽器は低音の太みからくる馬力のあるサウンドが特徴です。人より手が小さい私なのですが、ヤマハのサックスはとてもフィットして無理無く演奏することができるのでとても好きです。太いサウンドの中に艶めきがありとても私の好みの音をフルパワーで出してくれます。(※ヤマハ アトリエ東京 カスタマイズ品)
皆さん、日頃生活していて人に気を使って思っていることが言えなかったり、作り笑顔で1日頑張ったりしていませんか??私にとってサックスは心の中にある本当の強い自分を、何も包み込まれることなく表現させてくれる大切な友達です。楽器が演奏者に与えてくれるパワーははかりしれません。
あなたの心に音楽の力を!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
渡邉瑠菜