楽器とアウトドア〜キャンプ女子とギタレレセッション〜

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前回「楽器とアウトドア〜ギターを持って出かけよう〜」という記事にて、ヤマハミュージックジャパンの北島さんに、屋外へ楽器を持ち出す際のポイントや注意点を伺いました。

今回は、実際にキャンプ場に楽器を持っていって自然の中で演奏する様子をお届けします。参加メンバーは楽器が好きなキャンパー2名とギタリストの柳生俊彦さんです。キャンプ経験が豊富な2人と楽器のプロフェッショナル。一体どんなキャンプになるのでしょうか。

※自然の中での雰囲気、音を楽しんでいただくために動画もご用意しています。ぜひ記事と一緒にご覧ください。

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キャンプ女子
森 風美 さん

女性向けアウトドアWEBメディア「なちゅガール」の編集長を務め、テレビ・雑誌・イベントに多数出演。アウトドア好きな家族の影響で0歳からキャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年の大ベテラン。
幼少期から楽器に触れる機会が多く、クラシックギターの経験あり。

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キャンプブロガー
campたかにぃ さん

キャンプメディア「Minimalize gears」を運営。UL(ウルトラライト)なキャンプスタイルを好み、荷物を軽量化した徒歩キャンプや自転車キャンプの様子をYouTubeやブログで発信している。
元々音楽が好きで、バックパックの中に小さな楽器を入れてキャンプに行くことも。

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ギタリスト
柳生 俊彦さん

岡山県出身。10歳の時に兄の影響でギターに触れ、20歳よりプロとして活動。アーティストのレコーディングやライブサポート、テレビ番組での生演奏、テーマパークでのショー、音楽大学や専門学校の講師など幅広く活躍しているギタリスト。
インドア派のため、キャンプは今回が初めて。

キャンプと楽器、相性はどう?

キャンプ場に到着し、ひと通り設営を終えた3人。ほっと一息つきながらキャンプ用の椅子に腰掛けると、たかにぃさんが手慣れた様子でコーヒーを淹れてくれました。

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柳生俊彦(以下 柳生さん)「穏やかに時間が過ぎますね。いつもキャンプの時は何をしているんですか?」

森風美(以下 森さん)「私は、 “普段することを凝ってする “っていうのが多いかもしれないです。例えば料理するとして、家だったらレトルトとか使っちゃうんですけど、キャンプの時はスパイスを使って1からカレーを作るとか。キャンプはその過程を楽しむ時間ができるって感じがします」

campたかにぃ(以下 たかにぃさん)「僕は、好きなお菓子とかゲームをテントに持ち込んで引きこもってます。自然の中で昼寝したりゲームしたり、特にこれといって何かをするわけではなくゆっくりと過ごして、ただ暇をしているという感じです。それも楽しいです」

森さん「キャンプって泊まるイメージがあると思うんですけど、(泊まらなくても)実際外で過ごしていればそれがキャンプなんですよね。椅子を持っていってまったりしているだけでもOK。椅子はひとつあると便利ですよ」

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柳生さん「なるほど、椅子があれば友達がキャンプをしているところにも合流しやすいですもんね!」

森さん「例えば柳生さんだったら、椅子と一緒にギターを持っていってムードを作るとかいいんじゃないですか」

柳生さん「えっ、キャンプする場所でギターを持っていって演奏しても大丈夫なんですか?怒られたりしません?」

森さん「キャンプ場によりますね。楽器を鳴らすのがダメなキャンプ場もあれば、逆に音楽大歓迎だったり貸し切りできたりするキャンプ場もあります。キャンプ場のルール次第なので、必ず確認が必要です。 私がよく行くキャンプ場だと焚き火の周りにみんなで集まってギター弾いて歌ってますよ。夜、ちょっとお酒を飲んで焚き火の音も聞きながら……」

柳生さん「あ〜、それ僕がイメージしてるキャンプに一番近いです(笑)たかにぃさんも何か楽器を持っていったりするんですか?」

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たかにぃさん「僕はこの楽器ですね。アサラトっていう民族楽器で、すごく軽いんですよ。マラカスみたいな音が出るんです、こんな感じで」

(そういってアサラトを鳴らすたかにぃさん)

柳生さん「お〜!上手!!片手間でもいけそうな……」

たかにぃさん「さっきみたいにコーヒーを淹れながらとか、常に左手を動かす感じで練習できます(笑)」

柳生さん「それくらいだったら怒られなさそうですね。今日キャンプに来てみて思ったんですが、外に楽器を持って行きたくなりますね。音が広がっていく感じというか、室内と響きが全然違っていいですね」

それぞれの経験談も交えながら「キャンプの楽しさ」と「アウトドアと音楽」について語り合う3人。大自然の中でゆっくりとした時間が流れていくのでした。

ギタレレを弾いてみよう!

コーヒーブレイクを終えたところで、柳生さんから森さんに楽器演奏を手ほどきすることに。
アウトドアにピッタリなヤマハのギタレレを使用します。

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ヤマハ ギタレレ™ GL1  製品情報

森さん「これは……ギタレレというんですか?小さいしコンパクトですね。このサイズならキャンプに持っていくのも良さそう!」

柳生さん「かわいいですよね。ウクレレのようなサイズ感なんですが、ウクレレと違って弦は6本。ギターと同じですね。ウクレレのようなギターだと思っていただければ」

森さん「なるほど〜!じゃあ音もウクレレとはちょっと違うんですかね?」

柳生さん「ウクレレよりも、このギタレレの方が音の出せる幅が広いんです。その分できることも多いのが特徴です。
声に寄り添ってくれるような音の高さがウクレレの良さなんですが、ギタレレはもっと低い音から高い音まで幅広い音域が出せるので歌を包み込んでくれるイメージになりますね。音量も音質も人の話し声に近く、周りの雰囲気に溶け込むので、キャンプで歌を歌いたい時に伴奏としてぴったりです」

ウクレレとの違いがわかったところで、早速音を出してみます。
ギターのように6弦でありながら、サイズはまったく異なる「ギタレレ」。過去にクラシックギターの経験があるという森さんは上手く演奏できるのでしょうか。

ギタレレの持ち方やフレットの押さえ方などの基礎から教わった森さん。
はじめは小さなギタレレに手こずっていた様子でしたが、すっかり感覚を掴んだようです。最後には簡単な曲も弾けるようになりました。

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森さん「わー!弾けたー!楽しいですね〜」

柳生さん「素晴らしい!音の広がり方が良い!いつも部屋の中で弾くのとは別世界な感じがしますね。」

森さん「外でコーヒーを飲むと美味しいって感覚と一緒ですね!そして、ギタレレは押さえやすいし、弾きやすいなって思いました。楽しかった〜、もっと練習しよう!」

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心地よい風が吹く中、2人が奏でるギタレレの優しい音が自然に調和して、すてきな時間が流れました。
やはりいつもと違う開放的な空間で楽器を演奏するのはとても気持ちがいいですね。

森さんと柳生さんはヤマハのギタレレを演奏しましたが、実はより自然を身近に感じられる楽器の楽しみ方があるようです。お金もかからない、そしてみんなで楽しめる楽器とは……?次回はキャンプでのそんな音楽の楽しみ方をお届けします。

文/アウトドアライター 野沢ともみ

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