皆さんこんにちは。バイカウントオルガン通信購読者の皆さまにはメール配信もさせていただきましたが、バイカウント クラシックオルガンの新商品、「Majesty(マジェスティ)」シリーズが7/31に発売となります!
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、Majestyの特長・魅力をおさらいさせていただきます。
その後は新たな公開動画について、バイカウント クラシックオルガン動画特集Vol.3 をご案内いたします。
新商品「Majesty」シリーズ 7/31発売のご案内
「Majesty」シリーズは、Unico 500、400、300後継モデルで全4品番ございます。
バイカウント社の新たな音源技術「フィシスプラス」による新「モデリング音源」を採用し、パイプオルガンさながらの荘厳な響きや音色を更にリアルに再現いたします。高い操作性、バイカウントの最高のサウンドと品質を組み込んだフラッグシップモデルであり、最上級モデルに相応しい音色の響きと充実した機能が使えます。
主な特長は上記記載以外に下記となります。詳しくはバイカウントのウェブサイト・製品チラシを是非ご覧ください。
- 新技術「フィシスプラス」によるモデリング音源搭載で更にリアルかつ臨場感溢れるパイプオルガンの音色を再現、豊富な音色数を装備
- パイプセット機能 … 時代様式に合わせたお勧めの設定内容を簡単に呼び出せる便利機能、エントリーモデルDomus(ドーマス)シリーズのプリセット3種類から5種類に拡充
- Domusシリーズの3,000の3倍、9,000のコンビネーションメモリー装備
- フットピストン・交換ボイス・本体録音再生・デモソングのループ再生など便利機能搭載のほか、透明譜面台の標準装備や一部品番ではカプラー数を従来品より拡充するなど、使いやすさを向上
- ドローノブ採用機種2品番含め4品番発売、ニーズに合ったラインナップ
※バイカウントオルガン試弾室にMajesty 450が展示されました。ご試弾を希望される方はこちらよりお申込みください。
★オルガニスト 山田佳奈さんよりMajesty 450試弾体験コメントをいただきました!
待望の新商品、いち早く体験させていただきました。
個人的な印象としては「電子オルガン」の概念を超えて、違う次元への到達を感じました。
音を出した瞬間、耳元で立体的に音が聴こえてきて驚きました。(※スピーカーは本体下部のみ)
これが最先端技術「フィシスプラス」による新モデリング音源なのですね。
まるで本物のパイプオルガンに座っているような「音に包み込まれる感覚」が、Majesty450では体験できます。
ぜひ試弾にいらして体感してください。
~オルガニストの解説付き~バイカウント クラシックオルガン 動画特集 Vol.3
今回は以前の動画特集で取り上げました「バイカウント 関連動画」ページ内に新たに公開された新作動画についてご紹介・ご説明いたします。
<1>~<3>は、2024年開催のショールーム オープンデイ内で実施されたDomusシリーズ紹介イベントの収録動画で、解説編1つと演奏編2つになっております。<4>~<9>は、Domus、Majestyシリーズの操作ガイド動画です。
まだご覧になっていない方は勿論、既にご覧になった方も再視聴により新たな発見があるなど、皆さまのお役に立てる内容かと思っております。
また<1>~<3>につきましてはご出演いただきましたオルガニストの山田佳奈さんに、各動画の見どころ・聴きどころについて解説コメントをいただいております。出演者視点からの解説もぜひお楽しみください。
<1>【解説編】バイカウントオルガン Domus シリーズ
Domusシリーズの主な特長を、旧品番のChorumシリーズとの比較を中心に、実際にDomus 4を活用して解説している動画です。最先端技術「フィシスプラス」採用の「モデリング音源」の特長や「パイプセット」など新機能がわかりやすく解説されています。
◎山田佳奈さんによる「見どころ・聴きどころ」解説
最先端技術「フィシスプラス」採用のモデリング音源では、ホールなどのコンサートに行った時に身体全体で感じる「心地よい音圧」や「降ってくるような音」を感じていただけると思います。
特筆すべきは、「タッチによる音(風)のコントロール」、オルガン奏法の特徴でもある「アタック・リリース」の微妙なニュアンスが表現できるようになった点です!
ぜひDomusでお試しいただきたいお勧めが2つあります。
★Principal8’のみを入れて最低音のCを、①ゆっくり ②早く 押す
タッチによってパイプの弁が開く速度が変わり本物のオルガンのように
風量のコントロールを体感できます。
★多めのストップを入れて和音の厚みがある曲を演奏する
オルガンによっては一度に多くの音を出すことにより風圧が下がり、少し音が歪んだりすることがありますが、Domusではその部分も忠実に再現されている事が体感できます 。
「パイプオルガンは風の楽器」という事を自宅にいながら再認識できると思います。
また、「大聖堂の残響」といった空間イメージも自在に表現できます。
個人的な感覚では、聴き手だけでなく、演奏者側がヨーロッパの大聖堂の演奏台で感じるリアルな残響の遅れなども忠実に再現されている印象です。
最後にもうひとつ。是非ヘッドフォンで弾いてみてください。
まるでオルガンのパイプ室の中にいるような、全方向から音が聴こえてくる臨場感が体感できると思います。
魅力いっぱいのDomusシリーズ、是非多くの方に体感していただけたらと思います。
◆動画はこちら
<2>演奏曲「主よ、人の望みの喜びよ」【演奏編: Domus S8】バイカウントオルガン Domus シリーズ
<1>の解説後に、三段鍵盤のDomus S8を使用して「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏した動画です。
「フィシスプラス」による「モデリング音源」の特長であるパイプオルガンさながらのリアルな響きを、山田佳奈さんの華麗な演奏でご視聴いただけます。
◎山田佳奈さんによる「見どころ・聴きどころ」解説
「ツィンベルシュテルン=Zimbelstern」をご存じでしょうか?ドイツ語で、ツィンベル=(小さな)シンバル、シュテルン=星を意味します。北ドイツのオルガンによくあるアクセサリーで、ホールだと星形の飾りがクルクル回ることが多いです。キラキラ可愛い音色なので一度聴いたら忘れないと思います。
Domusシリーズのオーケストラボイスの中には3種類の「ツィンベルシュテルン」が標準搭載されています。
今回ツィンベルシュテルンを入れたかったので、演奏はセザール・フランクがオルガニストを務めていたパリのサントクロチルド教会オルガニストであるOlivier Peninさんを参考にさせていただきました。(私の師匠です)
URL https://youtu.be/kysjao2YOVw?si=YJ75rRuPxpTk0Gw6
◆動画はこちら
<3>演奏曲「グリーンスリーブス」【演奏編: Domus 4】バイカウントオルガン Domus シリーズ
<2>の演奏後に、二段鍵盤のDomus 4を使用して「グリーンスリーブス」を演奏した動画です。
「フィシスプラス」による「モデリング音源」の特長である風がパイプの中を通り抜けるリアルな音色、特に印象的な8フィート1本のみの音色を山田佳奈さんの演奏でご視聴いただけます。
◎山田佳奈さんによる「見どころ・聴きどころ」解説
Domusの良さである「パイプ1本の響き」を使用して、誰もが知っている曲を弾きたいと思い、イギリス民謡の「グリーンスリーブス」を選びました。
この曲は調べていくと、実は誕生が謎に包まれています。誰もが知っているのに由来と意味は諸説あり誰も知らない・・・そんな謎めいた名曲をDomusの最先端技術でお楽しみください。
◆動画はこちら
<4>~<9>Majesty・Domus 操作ガイド(計6本)
Domus、Majesty両シリーズのご利用の方が対象となります、操作ガイド動画です。基本的な使い方から新機能「パイプセット」の使い方など、動画で分かりやすくガイドしております。操作の際にわからないことがあった時などに是非ご視聴ください。 ※<4>以外の操作ガイド動画はこちら
◆動画はこちら(<4>)
いかがでしたか。<1>~<3>の動画はDomusシリーズの内容を扱った初の動画でしたため、Domusシリーズの特長を読者の皆様にもわかりやすくご理解いただける内容になるよう、心がけました。また<4>~<9>の操作ガイド動画も、新たな機能や操作が増えた新シリーズ2つをご利用の方がお困りの際に役立つ内容となることを意識して作成いたしました。この9本の動画が、オルガン愛好家の皆様の充実したオルガンライフのサポートとなれば幸いです。今後もコンテンツの充実化に力を注いでまいります。
山田佳奈 プロフィール
玉川大学芸術学部芸術学科オルガン専攻卒業。日本オルガニスト協会主催オルガン新人演奏会出演。
オルガンを中村岩城、松居直美、Olivier Penin各氏に師事。
オーケストラや合唱との共演をはじめ、企業イベント、CD、TVドラマ、ラジオ等への出演等ジャンルを問わず幅広い活動を行う。
2011-2019年日本橋三越本店オルガニストを経て、フランス、パリにてOlivier Penin氏に師事。オルガン国際マスタークラス等で研鑽を積む。現在、日本オルガニスト協会会員。