YAMAHA MUSIC CONNECT
ログイン
  • 総合案内
  • 会員登録の手順
マイページトップに戻る

マイアカウント

  • 会員情報
  • 登録製品一覧
  • 興味・関心
  • お申し込み履歴
  • メールマガジン設定

コンテンツ

  • コンテンツ一覧
  • お気に入り
  • 閲覧履歴

ヘルプ

  • よくあるご質問
  • Yamaha Music Connect アプリ
  • お知らせ
  • プレミアム会員になる
  • プレミアム会員特典
軽音ショート動画 スグチャレ! ヤマハ管楽器 安心アフターサポート
ヤマハミュージックコネクト - Yamaha MUSIC CONNECT
ヤマハミュージックジャパン - Yamaha Music Japan

Web音遊人

#087:ジャズ・ギターの歴史を受け継ぎながら塗り替えた“名手”の策略~ジョー・パス『フォー・ジャンゴ』編(ジャズの“名盤”ってナンだ?)

『ヴァーチュオーゾ』(#015)に続いてジョー・パスの登場です。

アルバム・タイトルにある“ジャンゴ”とは、ロマ音楽とスウィングを融合させたジプシー・スウィングというスタイルを創始したとされる伝説のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのこと。

本作1曲目(LP盤ではA面1曲目)の『ジャンゴ』は、ピアニストのジョン・ルイスが友人だったジャンゴ・ラインハルトの死を悼んで書いたもので、ジョン・ルイスが参加していたモダン・ジャズ・クァルテットの代表曲にもなっています。

本連載でも『ジャンゴ』(#010)を取り上げているのですが、そこではまったくジャンゴ・ラインハルトについては触れていませんでしたね……。

のちに“ヴァーチュオーゾ=名手”と呼ばれるようになったジョー・パスが、ジャズ・ギターの一時代を築いた先人に捧げるような内容のアルバムが、なぜ“名盤”になったのかを、再考してみましょう。

Django

アルバム概要

1964年に、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ハリウッドのスタジオでレコーディングされた作品です。

オリジナルはLP盤(A面5曲B面5曲の全10曲)でリリースされ、ほかにカセットテープ・ヴァージョンもあります。同曲数同曲順でCD化されたほか、ボーナス・トラック1曲(『ジョージア・オン・マイ・マインド』)を追加したヴァージョンがあります。

メンバーは、ギターがジョー・パスとジョン・ピサノ、ベースがジム・ヒューアート、ドラムスがコリン・ベイリー。ギタリストが2人いるという珍しい編成ですが、ギター・トリオをバックにリード・ギタリストが活躍する、というイメージのアプローチになっています。

収録曲は、タイトルにあるジャンゴことジャンゴ・ラインハルトのレパートリーやオリジナルによって構成されています。

“名盤”の理由

1929年にイタリア移民の家に生まれたジョー・パスは、9歳でギターを手にすると、毎日6時間もの猛練習の末に大人顔負けの技術を習得し、14歳のころにはイベント会場で演奏をして稼ぐようになっていたそうです。

彼ほどの腕があれば、兵役を終えた1950年代にシーンから注目されても不思議はなかったのですが、それを阻んでいたのが麻薬禍。

薬物関連の罪状で刑務所を出たり入ったりしていた彼が、ようやく音楽に本腰を入れるようになったのは1960年代のことです。

その契機となったのが、1962年にリリースされた『サウンド・オブ・シナノン』というアルバム。

これはジョー・パスが当時、薬物依存症の治療のために入所していたシナノンという自助グループの仲間と一緒にレコーディングしたもので、各音楽誌で彼の演奏が激賞されたことから一躍有名になったのです。

それから3年のあいだに共作を含めて4枚のアルバムを世に送り出すほどの“売れっ子”になります。

通算5枚目のリーダー作となったのが、本作でした。

9年後の『ヴァーチュオーゾ』ほど技巧を満載してはいないものの、彼の特徴と言われるホーンライク、つまりハード・バップのトランペット奏者やサクソフォン奏者が演奏するようなパッセージを力強いトーンで弾きまくるスタイルを前面に押し出し、ジャズ・シーンに“モダンジャズ時代のジャンゴ・ラインハルト”を印象づけるような内容だったことが、“名盤”となった理由でしょう。

いま聴くべきポイント

1960年代のジョー・パスの諸作をつまみ聴きしてみると、レコード会社が彼のファンキーなテイストに着目して、当時流行していたオルガン・ジャズ路線で売っていこうとしたことがうかがえます。

もちろん“名手”ですから筆を選ばず、それら諸作も聴き応えのある内容に仕上げていたりするから「さすがだ!」と思うわけなのですが、本作はそれらとは異なる編成であるところが、抜きん出て“名盤”とされる所以なのです。

前述した“ギター・トリオをバックにリード・ギタリストが活躍する”イメージの珍しいスタイルでのレコーディングが、(ジョン・ピサノの)オーソドックスでそれまでの伝統を守っているかのようなギターのバッキングを逆に意識させ、リード・ギタリストのジョー・パスの特異な立ち位置を知らしめている──というわけです。

本作で見せた新旧の対比的なジャズ・ギターの効果は、『ヴァーチュオーゾ』で彼が両者を統合して独奏に落とし込むことで完結する……。

そんな視点で本作を聴き直してみると、ジャズ・ギターの楽しみ方が増えるのではないでしょうか。

「ジャズの“名盤”ってナンだ?」全編 >

富澤えいち〔とみざわ・えいち〕
ジャズ評論家。1960年東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる生活を続ける。2004年に著書『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)を上梓。カルチャーセンターのジャズ講座やCSラジオのパーソナリティーを担当するほか、テレビやラジオへの出演など活字以外にも活動の場を広げる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。『井上陽水FILE FROM 1969』(TOKYO FM出版)収録の2003年のインタビュー記事のように取材対象の間口も広い。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。
富澤えいちのジャズブログ/富澤えいちのジャズ・ブログ道場Facebook

文/ 富澤えいち

本ウェブサイト上に掲載されている文章・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
2026.07.06
  • Web音遊人
  • 音楽ライターの眼
  • ジャズの“名盤”ってナンだ?
  • LINEで送る
  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • TOP
  • コンテンツ一覧
  • Web音遊人
  • #087:ジャズ・ギターの歴史を受け継ぎながら塗り替えた“名手”の策略~ジョー・パス『フォー・ジャンゴ』編(ジャズの“名盤”ってナンだ?)

Page Top

YAMAHA MUSIC CONNECTYamaha Music Members Plus

  • メールマガジン
  • コンテンツ一覧
  • Yamaha Music Connect アプリ
  • ヤマハミュージックメンバーズプラス
  • 総合案内
  • 会員登録の手順
  • VODご利用ガイド
  • よくあるご質問・お問い合わせ

ポリシー

  • 利用規約
  • プライバシーノーティス
  • Cookie等に関する方針
  • 特定商取引法の定め
  • カスタマーハラスメントに関する考え方
  • Copyright © Yamaha Music Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.

  • Licensed by JASRAC

    許諾番号
    9027410001Y45040

  • Licensed by JASRAC

    許諾番号
    9027410007Y38026

  • Licensed by NexTone

    許諾番号
    ID000007217

  • Licensed by NexTone

    許諾番号
    ID000010215

ヤマハミュージックジャパン - Yamaha Music Japan