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“禁断の名作”『ソドムの市』映画サウンドトラック・アルバムが50年の年月を超えて発売。エンニオ・モリコーネ参加

“禁断の名作”『ソドムの市』映画サウンドトラック・アルバムが50年の年月を超えて発売

映画『ソドムの市』のサウンドトラック・アルバムが2026年2月13日、海外で初LP/CD/デジタル・リリースされた。
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督による『ソドムの市』は1976年に劇場公開されるや世界的なセンセーションを呼んだ作品。イタリア北部サロ市の館で繰り広げられる暴力・猟奇的行為の数々を描写、またパゾリーニ自身が本作公開直前に殺害されるという事件が世界を揺るがすなど、“禁断の名作”として現在に至るまで語られてきた。その音楽担当として巨匠エンニオ・モリコーネがクレジットされているにも拘わらず、その音楽について語られる機会は少なかった。
モリコーネは『荒野の用心棒』(1964)『続・夕陽のガンマン』(1966)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)『ミッション』(1986)『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)など500作を超える映画の音楽を手がけてきたことで知られ、かなりの数の作品がLP/CD化されてきたが、『ソドムの市』は一部がコンピレーションに収録されたのを除いて、その音楽の全貌が明らかになることはなかった。

『ソドムの市』とエンニオ・モリコーネ

しばしば“異才”と呼ばれるパゾリーニだが、いくつもの作品でモリコーネを起用してきた。『大きな鳥と小さな鳥』(1966)『テオレマ』(1968)『デカメロン』(1971)『カンタベリー物語』(1972)『アラビアンナイト』(1974)そして『ソドムの市』で彼の名前がクレジットされているが、いずれも壮大でドラマチックな“モリコーネ節”のテーマ曲は聴くことができない。その多くはオリジナルと既存のクラシック曲をミックスしながら抑えの効いた音楽を提供、『ソドムの市』でも“音楽コンサルタント”として参加している。
オープニングやエンディングで使われ、いわば『ソドムの市』のテーマ曲といえるのがワルツのリズムに乗ったジャズ調の『Son Tante Triste』だ。頽廃的なムードをかもし出すこの曲はフランコ・アルサンドが作曲、モリコーネが指揮ということになっているが、アルサンドの素性や、他にどんな楽曲を書いているのかはネット時代ですらも謎だったりする。
印象的なオープニング・タイトルから24分、音楽は流れないが、それから本作の音楽面での要となるのが“ピアニスト”によるピアノ演奏だ。フランスの俳優ソニア・サヴィアンジュが演じる彼女は傍観者のようであって実は犠牲者たちにシンパシーを感じるキャラクターだが、ピアノを弾いているのは演技で、実際に演奏しているのはイタリアのピアニスト、アルナルド・グラツィオージである。彼は本作でショパンの『24のプレリュード第4番ホ短調Op.28-4』と『24のプレリュード第20番ハ短調Op.28-20』などを演奏。
前者は『ロサンゼルス Death Wish II』サウンドトラックでジミー・ペイジがギター・アレンジしたことでロック・ファンにもお馴染みだろう(ちゃっかり“作曲:ジミー・ペイジ”とクレジットされている)。また後者は本作中、最大のインパクトのあるシーンで使われ、曲に対するイメージが一変してしまうほどだ。
このグラツィオージもまた“禁断のピアニスト”だ。彼は1945年に妻の殺害容疑で逮捕、24年の禁固刑という判決が出る。14年後に恩赦が出た釈放された彼は音楽界に復帰、『Les Deux Saisons de la Vie』(1972)でモリコーネと組んだ後、『ソドムの市』でもピアノ・パートを担当することになった。ただ彼は晩年鬱病を患い1997年、83歳で自宅の窓から身を投げている。なお、この最期は『ソドムの市』のピアニストの最期を連想させたりもする。
映画の終盤でピアニストが退場して、ラジオからカール・オルフ作曲『カルミーナ・ブラーナ』の『春の愉しい面ざしが(Veris Leta Facies)』が流れ出す。『カルミーナ・ブラーナ』といえば『おお、運命の女神よ(O Fortuna)』が『エクスカリバー』(1981)で使われ、さらにオジー・オズボーンのコンサートのイントロとしてロック・ファンにも知られるようになったが、こちらも荘厳な曲調で陰惨な描写を彩っている。警備役のひとりブルーノがラジオのチャンネルを回し、再び『Son Tante Triste』が流れるところで『ソドムの市』は幕を下ろす。
このアルバムにはパゾリーニの没後にモリコーネが発表した追悼曲『Addio A Pier Paolo Pasolini』も収録されている。

劇伴音楽の域を超えたひとつの“作品”

『ソドムの市』サウンドトラックは限定500枚の赤盤LP、13分に及ぶリミックス・メドレー『Salo Haunted Suite』をボーナス収録したCD、そしてCDと同内容のデジタル・ヴァージョンの3仕様でリリースされる。
本作はイギリスのノイズ/エレクトロニック/エクスペリメンタル系レーベル“コールド・スプリング”から発売。本作が劇伴音楽の域を超えたひとつの“音楽作品”として捉えられていることが窺える。
ちなみに発売日の2026年2月13日(金)は『ソドムの市』の原作『ソドム百二十日』の著者マルキ・ド・サドが1777年、暴行や危険な媚薬を飲ませるなどの罪で逮捕され、シャトー・ド・ヴァンセンヌ刑務所に収容されてからちょうど249年という節目。余談ながら1970年の同日はブラック・サバスのファースト・アルバム『黒い安息日』の発売日である。
ちょうどタイミングを合わせるように、『ソドムの市』が東京・シネマート新宿で2026年3月13日(金)~3月26日(木)、2週間限定上映されることも決定している。この“呪われた名作”を音楽的視点から見ることで、新たな扉が開かれるかも知れない。

映画『ソドムの市』

■アルバム『Salò, or The 120 Days Of Sodom』

アルバム『Salò, or The 120 Days Of Sodom』
発売元:Cold Spring
現在発売中
詳細はこちら

■映画『ソドムの市』【コケティッシュゾーンVol.3】

2026年3月13日(金)~3月26日(木)2週間限定上映
詳細はこちら

文/ 山崎智之

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2026.03.09
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