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ヤマハミュージックメンバーズ - Yamaha Music Members
ヤマハミュージックジャパン - Yamaha Music Japan

秋の夜長に弾きたい、クラシックから日本の曲まで~弾いて楽しいピアノ楽曲の紹介

こんにちは。ヤマハピアノデモンストレーターの伊藤優里です。
ピアノで楽しく弾ける楽曲やアレンジを色々ご紹介していますが(前回までの記事はこちら)、今回は秋を感じる楽曲のピアノアレンジをご紹介します!

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UnsplashのAlisa Antonが撮影した写真

四季/アントニオ・ヴィヴァルディ(1678~1741)

季節を感じる作品といえば、ヴィヴァルディの代表作、ヴァイオリン協奏曲の「四季」ではないでしょうか。
ヴィヴァルディは音楽の父・J.S.バッハよりも7つ年上で、ピアノがまだ生まれておらず、鍵盤楽器ではチェンバロが活躍していた頃の作曲家です。
「四季」では独奏ヴァイオリンとオーケストラ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)が旋律をかけ合うように交互に演奏していきます。

♪ヴィヴァルディ:四季 (Orquesta Reino de Aragón)

レイノ・デ・アラゴン管弦楽団(スペイン)と、ソロはハンガリー・ブダペスト出身のヴァイオリニスト、ガボール・ザボさんによる全曲の演奏です。
弦楽器とチェンバロの音色がいかにもバロック時代の音楽、という感じで華やかさと上品さもありますよね。

「春」「夏」「秋」「冬」それぞれが3つの楽章で構成され、全12曲にソネット(詩)がつけられています(おそらくヴィヴァルディ自身によって)。 ヴィヴァルディはイタリア・ヴェネツィア出身の作曲家で、イタリアにも四季があるそうです。同じく四季のある日本に住む私たちにとって、季節の移り変わりを曲から感じるという点でもとても身近に感じられる作品ではないでしょうか♪ 今回はその中から第3番「秋」をご紹介します!

★ヴァイオリン協奏曲集「四季」“秋”より(Antonio Vivaldi)/ピアノ(ソロ)

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こちらは「秋」第一楽章(先ほどの映像では21’29”頃~)のアレンジです。

《秋 第一楽章》(楽譜に記されたソネット※イタリア語で「小さな歌」を意味し、もともとは音楽とともに吟唱された14行の詩の形式) 村人たちは踊りと歌で、豊かな収穫を喜び、祝う。
 バッカスの酒のおかげで座は沸きに沸き、ついにはみんな眠りこけてしまう。

冒頭の明るく賑やかな雰囲気と、中間のゆったりした部分の描写が目に浮かんできますね。

こちらのアレンジはオリジナルと同じフラットひとつのヘ長調。
転調部分などはカットされていますので、ひとつのパターンが弾けるようになれば譜読みも最後までスムーズにすすむのではと思います。
この「四季」全体を通して特徴的なのが、独奏ヴァイオリンとオーケストラのかけ合いがf(フォルテ)とp(ピアノ)で繰り返されるところです。
こちらの秋 第一楽章でも同じフレーズが繰り返されていて、譜面にfとpの指示もありますね。
ぜひ強弱記号にも注目しながら、弦楽オーケストラの音色を表現してみてください♪

★ヴァイオリン協奏曲「四季」より「秋」(Antonio Vivaldi)/ピアノ(ソロ)中級

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続いてこちらは、オリジナルの雰囲気やソネットの内容をよりイメージしながら演奏したい方におすすめのアレンジです。
冒頭と酔っぱらいの部分にはソネットの説明もあり、その情景を思い浮かべることでより表現が楽しくなってきそうです。
冒頭はメンバーみんなで合わせて弾いている感じ、そして酔っぱらいの部分は独奏バイオリンが自由に弾いている感じをイメージして、コメントにもあるようにテンポを守りすぎないのも良いと思います。

★アダージョ(協奏曲『四季』より「秋」第2楽章)(Antonio Vivaldi)/ピアノ(ソロ)上級

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続いてこちらは「秋」第二楽章(先ほどの映像では26’50”頃~)のアレンジです。

《秋 第二楽章》
 一同が踊りと歌をやめたあとは、おだやかな空気が心地よい。
 そしてこの季節は、甘い眠りが人々をすばらしい憩いに誘ってくれる
。

全体を通してゆったりとした音楽は、眠る酔っぱらいの様子を表しているんですね。
こちらの楽章はチェンバロのアルペジオがとても印象的で、四季の全十二楽章の中で一番チェンバロが存在感を見せている曲なのでは、と思います。
テンポはゆっくりでありながら、両手の中でチェンバロのアルペジオ部分と弦楽器の旋律部分を弾き分けるために、音色やタッチを変えて・・ということが必要なので、弾き込み甲斐のあるアレンジだなと思います。

お持ちの楽器が電子ピアノや音色の変えられるピアノでしたら、チェンバロの音色で弾いてみるのもオススメです。
サイズもオリジナルと同じなので、色々な音源を聴いたりしながらイメージを膨らませて演奏してみてはいかがでしょうか・・・!

メイプル・リーフ・ラグ/スコット・ジョブリン(1867~1917)

続いては、雰囲気をガラッと変えてラグタイムの曲をご紹介します!
ラグタイムとは、《ジャズ》のような音楽スタイルのひとつで、19世紀後半から20世紀初頭にかけてアメリカで流行しました。
英語のlag(遅れ)という言葉からも読み取れるのですが、2拍子の伴奏にシンコペーションを多用したメロディをのせた音楽で、「遅れた、ずれた」リズムの音楽とされています。
アメリカ出身のスコット・ジョブリンはラグタイムの王と称され、このメイプル・リーフ(カエデの葉)・ラグによって彼の名が広く知られるようになりました。

♪Maple Leaf Rag | Peacherine Ragtime Society Orchestra

アメリカのプロラグタイム・オーケストラによる演奏です。
よく知られているクラシックのオーケストラとは違って、演奏だけでなく衣装や雰囲気も自由な感じが楽しいですね!

★メイプル・リーフ・ラグ(Scott Joplin)/ピアノ(ソロ)初~中級

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オリジナルはフラット4つの変イ長調のようですが、こちらはシャープ1つのト長調。先ほどのラグタイム・オーケストラの演奏も同じト長調です。
4分の4拍子で書かれていますが、「March Tempo」とありますので二拍子の感じも意識してみると良いかもしれません。
また普段のレッスンで弾く事の多いクラシックの曲は、スラーが書かれていなくてもつなげて演奏する事が基本ですが、こちらは少しノンレガートのように、特に左手は弾んだ感じで演奏すると曲の雰囲気が出ると思います♪

お持ちの楽器が電子ピアノなどでホンキートンクピアノ(調律のずれたピアノ)の音色がありましたら、当時のアメリカの酒場をイメージしてぜひ弾いてみてくださいね!

★Maple Leaf Rag(Scott Joplin Hal Leonard Student Piano Library)/ピアノ(ソロ)

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こちらはオリジナルと同じフラット4つの変イ長調です。
譜面をパッと見た印象は先ほどのアレンジと音数もあまり変わりませんが、黒鍵を弾く回数が増えるので慣れるまでは大変かもしれません。
ですが調性によって聴こえる印象も違ってくるので、あえて原調にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか!?

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UnsplashのKeller Chewningが撮影した写真

日本の秋のうたをお洒落アレンジで・・・

最後は、子供から大人まで親しまれている日本の童謡から、秋を歌う曲のピアノアレンジをご紹介します。
もとはシンプルな伴奏のものが多いですが、アレンジによってガラッと雰囲気も変わります。親しみあるフレーズを、お洒落なピアノアレンジで楽しむのはいかがでしょうか♪

★ちいさい秋みつけた(ジャズ・アレンジ)(中田 喜直)/ピアノ(ソロ)初中級

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まずは「ちいさい秋みつけた」。短調の寂しげなメロディにジャズのハーモニーがぴったりなアレンジです。
8分の6拍子なので大きな2拍子として感じ、テンポ感が停滞しないように演奏できると素敵ですね。
後半に出てくる左手の8分休符や、間奏の両手が休符になるところは、一瞬ですがしっかり空白を作ることで演奏が締まるので、是非意識してみてくださいね。

★ちいさい秋みつけた(ジャズ・アレンジ)(中田 喜直)/ピアノ(ソロ)中級

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続いてこちらのアレンジは、バラード調で少しゆったりテンポです。
冒頭イントロは、中田喜直オリジナルの前奏の旋律がジャズの響きにアレンジされていて、これも素敵ですね♪
左手の4分音符は音が一つずつ変化していくので、テンポキープしつつその変化を楽しめるといいですね。そしてそこに右手の3連符や8分音符が乗っかっていけると、気持ちよく演奏できると思います☆

★まっかな秋 〜ジャズアレンジ(小林 秀雄)/ピアノ(ソロ)初中級

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最後は「まっかな秋」です。 メロディはそのまま歌っているように弾けて、伴奏や内声の響きがお洒落に工夫されています。
普段クラシックを勉強している方にとっても譜読みがしやすく、気軽にお洒落な演奏が楽しめますね!
弾き歌いも出来そうですので、口ずさみながら一味違ったまっかな秋を奏でてみては・・・♪

今回は秋の夜長におすすめの、ピアノアレンジをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
ようやく涼しくなってきて、季節の変わり目をさまざまなところで感じますが、音楽からも秋を感じてみるのはいかがでしょうか?

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prof_ito.jpg伊藤 優里(いとう ゆり)プロフィール
神奈川県出身。4歳よりピアノを始める。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を経て同大学研究科修了。
第25回かながわ音楽コンクールシニアピアノ部門第1位。入賞記念コンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団とショパンのピアノ協奏曲を共演。
大学在学中よりヤマハピアノデモンストレーターとして活動を始める。
中学校時代には吹奏楽部に所属していた事から多方面の音楽に関心を持ち、本格的なクラシック曲から映画・ミュージカル音楽やジブリ、ディズニー等幅広いジャンルの演奏にも力を入れている。また近年は合唱や声楽、器楽とのアンサンブルのコンサートや、伴奏ピアニストとしても演奏活動を行っている。

2025.10.27
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