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横浜・関内に没入型体験施設「ワンダリア横浜」誕生。 ヤマハが開発した「SoundUD」の技術提供により、シームレスな体験価値を創出

ワンダリア横浜

没入型体験施設「ワンダリア横浜 Supported by Umios」(略称:ワンダリア横浜)では、デジタル技術を駆使した圧倒的な映像体験により、自然や生き物に対する“学びのきっかけ”を提供。映像と連動する専用アプリには、ヤマハが開発したSoundUDの技術が採用され、来場者がいるゾーンをスマートフォンが検知し、アプリ内の情報が自動で切り替わるなど、これまでにないシームレスな体験価値を創出している。

巨大映像の森へ、海へ。楽しみながら“学びのきっかけ”を作る

2026年3月19日(木)、JR関内駅前に誕生した大規模複合街区「BASEGATE横浜関内」。施設の象徴となる「THE LIVE Supported by 大和地所」(略称:THE LIVE)には日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナが設けられ、隣接する横浜スタジアムとともにスポーツ観戦などの新たな拠点として街を盛り上げる。そしてもうひとつ、中核施設として注目されているのが、驚きや不思議との出会いを臨場感あふれる映像とともに届ける没入型体験施設「ワンダリア横浜」だ(「THE LIVE」は横浜DeNAベイスターズ、「ワンダリア横浜」はDeNAが企画運営)。

「ワンダリア横浜」の施設面積は約4,200平方メートル。自然や都市をテーマにした6つの映像体験ゾーンが用意されており、来場者は空間を巡りながらさまざまな環境を体感する。たとえば、四季の自然をダイナミックに表現したゾーン1「うつろう四季の彩り」では、高原の風景を舞台に、季節ごとに姿を変える自然とともに暮らす生き物たちが映像空間に広がる。

ゾーン1「うつろう四季の彩り」秋のシーン

ゾーン1「うつろう四季の彩り」秋のシーン

続くゾーン2「ダイブ・トゥ・ブルー」では、深海へと潜っていくような没入体験が待っている。常設では日本最大級のLEDイマーシブトンネルを採用し、壁や床、天井を覆う高精細な映像によって、来場者はまるで海の中にいるかのような感覚を味わう。渦を巻くイワシの群れや漂うクラゲなど、海の生き物たちの世界を全身で体感できる迫力のゾーンだ。

ゾーン2「ダイブ・トゥ・ブルー」

ゾーン2「ダイブ・トゥ・ブルー」

さらにゾーン3「擬態する森」では舞台を原生林へと移し、自然界に潜む生き物たちの巧みな生存戦略が描かれる。来場者は森の中を進みながら、ヤマネコの視点を体験し、周囲の環境に溶け込む生き物たちを発見していく。

ゾーン3「擬態する森」

ゾーン3「擬態する森」

この先もゾーンは続き、異なる風景に包まれながら生き物との遭遇を楽しむことができる。

左よりゾーン4「闇にふれ、光と踊る」、ゾーン5「大空に舞う」、ゾーン6「イントゥ・ザ・ワンダー」

左よりゾーン4「闇にふれ、光と踊る」、ゾーン5「大空に舞う」、ゾーン6「イントゥ・ザ・ワンダー」

探索の楽しみを拡げる「ワンダリアアプリ」

こうした映像体験を拡張するのが、専用のスマートフォンアプリ「ワンダリアアプリ」だ。スマホを映像にかざすだけで、「オンデバイスAI」(モバイルデバイス上で直接AI機能を実行できる技術)により、映像に登場する生き物を瞬時に読み取り、それらを次々とアプリ内のカードフォルダにコレクションし、生態情報を取得することができる。70種類以上のカードをゲットでき、アプリ内で設定されたミッションをクリアすると施設内のカフェやショップで利用できるクーポンを獲得できるなど、ゲーム感覚で楽しめる仕掛けも満載。アプリにはカメラ機能も搭載されており、探索しながら“映える”写真を撮影することも可能だ。
アプリの開発を主導したDeNAソリューション本部の菊地勇輔さんは「主役はあくまでも映像体験。アプリはその体験を120%楽しむためのツールとして設計しています。アプリに収めた生き物を記念として持ち帰っていただき、記録を振り返ることで、生き物や生態への理解を深めるきっかけにつなげていただけたらうれしいです」と語る。

「ワンダリアアプリ」の画面。映像にかざすだけで生き物を瞬時に読み取り(左)、 その生き物を収集できる(右)などの多機能を備える。

「ワンダリアアプリ」の画面。映像にかざすだけで生き物を瞬時に読み取り(左)、その生き物を収集できる(右)などの多機能を備える。

「SoundUD」がシームレスな没入体験を支える

このアプリによる体験をスムーズにするために技術提供されたのが、SoundUD(Sound Universal Design)だ。これは“音のユニバーサルデザイン化”を実現するテクノロジーであり、音のある空間と特定の情報やサービス、その空間にいる利用者をつなげることで情報伝達を円滑に行う。
「ワンダリア横浜」の6つのゾーンに設置されたスピーカーから、SoundUDに対応した音声「SoundUDトリガー」を発信。それを来場者のスマホのマイクが検知し、“今どのゾーンにいるのか”を自動で瞬時に判定している。これにより来場者が二次元コードを読み込んだり、ゾーンごとに手動で設定を変えたりする必要がなく、施設内を歩いているだけでシームレスな没入体験を継続できる。
技術採用の背景を菊地さんはこう語る。
「施設の中で“来場者が今どこにいるのか”を把握することが最も重要でした。屋内ではGPSを使えませんし、ほかの技術も検討しましたが精度や安定性の面で課題がありました。そこで、音を使って瞬時に位置情報が得られるSoundUDを採用させていただくことになったんです」
SoundUD開発の立ち上げメンバーであるヤマハ 新規事業開発部の森口翔太さんは言う。
「SoundUDは主に、駅や空港、イベント会場などさまざまな施設で、日本語以外での対応が必要な方などに向けて、多言語で情報を届けるツールとして活用されています。ただ、今回のようなシームレスなゾーン判定や『オンデバイスAI』との組み合わせは初めてだったので、これまでにない新しい体験が生み出される瞬間を目の当たりにして感動しました。こうした技術そのものを来場者に意識させる必要はありません。お客様が気づかないかたちで、この楽しい体験を支える存在であり続けたいです」
横浜の新しい都市拠点に誕生した「ワンダリア横浜」は、自然や生き物を通して学びのきっかけを提供(エデュテインメント)する場であると同時に、音のユニバーサルデザインがもたらす新たな体験価値を示す場所にもなるだろう。

DeNAの菊地勇輔さん(左)とヤマハの森口翔太さん(右)。「ワンダリア横浜」のオリジナルグッズとともに。

DeNAの菊地勇輔さん(左)とヤマハの森口翔太さん(右)。「ワンダリア横浜」のオリジナルグッズとともに。

ワンダリア横浜 Supported by Umios ブランドムービー

■ワンダリア横浜 Supported by Umios(略称:ワンダリア横浜)

所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1-1 BASEGATE横浜関内 タワー3F・4F
営業時間:月~木曜10:00~19:00、金~日曜・祝日・大型連休等10:00~21:00
休館日:不定休
詳細はこちら

 

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文/ みやじまなおみ
photo/ 坂本ようこ(1~6、8~10枚目)

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2026.05.13
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