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ヤマハミュージックメンバーズ - Yamaha Music Members
ヤマハミュージックジャパン - Yamaha Music Japan

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高校軽音楽部の1年生バンドが「ドレミファダンスコンサート」で熱演

カンリカ

第28回を迎えた東京都障害者ダンス大会「ドレミファダンスコンサート」(2025年11月23日/SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター)に高校軽音楽部のバンドが初出演し、会場を盛り上げた。出演の背景と当日の反響、そして今後の展開について、同コンサートの主催者である特定非営利活動法人アヴァ理事長・松浦辰吉氏と、高校軽音楽部との縁をつないだヤマハミュージックジャパンの森山賢志氏に語り合っていただいた。

「ドレミファダンスコンサート」とヤマハ

2012年のスタート以来、年2回開催されてきた「ドレミファダンスコンサート」は、障害の有無に関わらず、誰もが自由にさまざまな音楽とダンスを楽しむコンサートとして歴史を刻んできた。企画・制作から運営まで、趣旨に賛同する企業の協賛により支えられ、ヤマハも楽器や音響機材などの提供でサポートを続けている。

森山:第28回のコンサートから、私の所属するセクションでサポートを担当することになりました。日頃から高校軽音楽部の活動を支援していることから、「ドレミファダンスコンサート」に高校軽音楽部のバンドが出演できないか、理事長にご相談しました。

松浦:このコンサートでは、演奏技術ではなく、音楽を通して楽しさを伝えてほしいと出演者にお願いしています。その思いやコンサートの趣旨を森山さんは最初から理解しておられたので、この人に任せておけば大丈夫、と直感しました。高校生たちが出演してくれることで、出会いの輪がさらに広がっていくことにも期待しました。

森山:快諾をいただいて、コンサートのコンセプトや理事長の熱い思いを受け止めてくれそうな東京・桜美林高校軽音楽部顧問の佐竹修子先生にお声をかけました。すると「生徒たちが音楽で社会とつながる貴重な機会になる。ぜひ出演したい」と即答いただきました。

松浦:コンサート当日は、出演者や音響・照明のスタッフなども含め、初めて顔を合わせた全員がそれぞれを信じ合い、思いをひとつにして素晴らしいコンサートを作り上げてくれました。

 

第28回のコンサートの様子

第28回のコンサートには、ダンスチームやバンド、吹奏楽団など、バラエティ豊かな出演者が登場。

1年生バンドがダンスナンバー3曲を演奏

桜美林高校軽音楽部は2023、24年と全国軽音楽コンテストで連覇を成し遂げた強豪校。日頃はオリジナル曲で大会に挑むことを軸に活動しているが、今回はコピー曲への挑戦。部内の数あるバンドから、1年生5人による「カリンカ」が出演したいと手を挙げた。

森山:顧問の佐竹先生によると、カリンカの5人は障害のある方々に楽しんでもらうために、どんな曲や衣装を選び、どんなパフォーマンスをしたらいいだろうと考えていたそうです。そんな彼らが日に日に楽しんでいく様子が先生にも伝わったと聞き、私もうれしくなりました。演奏曲は私も当日知ったのですが、『じょいふる』(いきものがかり)、『ヘビーローテーション』(AKB48)、『おどるポンポコリン』(B.B.クィーンズ)と絶妙のチョイスで、3曲を途切れなく見事に演奏してくれました。

カリンカが1曲目に演奏した『じょいふる』のパフォーマンス。

松浦:選曲については、カリンカの皆さんと最初にお会いしたときに、踊れる曲を演奏してほしいとだけ伝えました。当日の演奏を聴いて、彼らがこのコンサートの意義を理解しようとしていること、それを指導された先生がおられるということがとてもよく伝わってきました。

森山:会場の皆さんも一緒に歌ったり踊ったり、中にはステージで踊る方まで登場して、かなり盛り上がりましたね。

松浦:カリンカの演奏からは生バンドの命のようなものが伝わって、それが観る人たちの波長とピッタリ合うところがありました。だから自然発生的にいろいろなステップが生まれた。これは言葉では説明できないものなのです。

森山:佐竹先生も、皆さんがノリノリで踊って楽しんでいる姿を見て、胸が熱くなったそうです。「次回も出演したい、このコンサートの出演は絶対に続けたい!」と言ってくれました。お客さんも含め、会場全体がものすごくあたたかい雰囲気で、音楽とはこういうもののためにあると改めて思いました。

松浦:「ドレミファダンスコンサート」の優しさに浸ると、知らず知らずのうちに皆、優しくなっていきます。それがコンサート全体の雰囲気を醸し出しているのだと思います。

森山:本番のステージは助け合いでもありますからね。どの演奏団体であろうと、楽器や機材のトラブルなどで困っている人がいたら駆けつけようと思ってました。

松浦:森山さんは困っている人をずっと探してましたよね(笑)。すごく細かいところまで見ておられる姿に、こういう活動がお好きなんだなあと思いました。

森山:昔、聴覚に障害のある方がいる場でドラム演奏をしたことがあります。そのとき、聴覚障害者は振動で音を感じていると知って、バスドラムにタオルをかけて演奏しました。すると、その方から「音が見えた」と言われてすごくうれしかったことを覚えています。自分は人に喜んでもらうことが好きで音楽をやっているんだなと思いました。コンサートのあらゆる面でサポートしたいと動き回るのも、きっと同じ理由ですね。

ドレミファダンスコンサート

フロアに作った道を踊りながら進む名物企画「ソウルトレイン」では、一人ひとりが主役に。

今後は他の高校軽音楽部とのコラボも

日常的にベッドを使う人の視線を考え、天井を風船で飾って楽しんでもらう。どんな障害のある人にも楽しんでもらう。そうした思いを共有するプロたちが集結して作り上げるステージ。そこに立ったカリンカのメンバーたちは「お客さんが楽しむ姿をステージ上から感じ取れて、私たちも楽しむことができました。本当に貴重な体験をすることができました」と手応えを寄せた。

森山:佐竹先生がカリンカのメンバーに次回も参加したいかと尋ねたら、「はい、もちろん!」と即答だったそうです。

松浦:そうなれば会場のボルテージがまた上がりますね。こうしたヤマハさんとの縁にはいつも感謝していますが、実は私がヤマハさんと出会ったきっかけは、原宿で路上ライブをしていた若者たちに、勇気を振り絞って「こういうコンサートをやっているので一緒にやらないか」と声をかけたことが始まりなのです。「やりたいです」と言った若者が、実はヤマハの所属アーティストだったと知って驚いたのですが、そこからいろいろな方が話をつないでくれて今日まで来ました。

森山:そんなエピソードがあったのですか!今後は楽器や機材のサポートはもちろん、他の高校軽音楽部のバンドにも出演してもらい、多くの部員たちにも会場に来てもらって、このステージを目標に演奏を磨く、といった流れが作れたらいいなと思っています。

松浦:そこはもう、私は完璧に絵を描いていますよ!そして「ドレミファダンスコンサート」が、ますます心ある人たちの集まりになっていく未来を想像しています。

森山:まずは次回6月14日(日)の東京体育館メインアリーナでの第29回コンサートがすごく楽しみです。大きな会場でお客さんも多いですから、音響のサポートなども含め、しっかりやりたいと思います。

松浦:私はね、将来的にはパラミュージシャンも誕生させたいと思っているんです。

森山:パラミュージシャンと高校生たちとのコラボレーションもいいですね。

松浦:ぜひ一緒に取り組みましょう!

ドレミファダンスコンサート

障害の有無を問わず、いっしょに楽しみ、歓び合った思い出は、参加者全員の心に深く刻まれた。

■第29回 東京都障害者ダンス大会ドレミファダンスコンサート

日時:2026年6月14日(日)13:00開演(12:30開場)
会場:東京体育館メインアリーナ
来場申込受付中

ドレミファダンスコンサート 公式サイト

文/ 芹澤一美

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2026.05.07
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