
YouTubeでの発信からスタートし、サントリーホールでの単独公演、オーケストラとの共演など、着実に活動のステージを拡張してきたピアニスト、Budo(ぶどう)。ついに2026年5月2日(土)にクラシックの野外フェス『Budo Classic Festival 2026 〜SUPER BEST〜』を開催するとのことで、コンセプトや意気込みを聞いた。
ピアノ・コンチェルトの面白さを伝えたい
「何年も前からクラシックの野外フェスを開催したいという構想は持っていて、まわりの人たちにも話していました。というのも、僕のなかでずっとあたためてきた想いがふたつあって。ひとつが音楽で人の輪をつなげたい、もうひとつが自由なクラシックをやりたい、ということなんです。それを実現できるのが、野外フェスというかたちなのかなと。この2〜3年、大きな舞台に立たせていただき、すごい先輩たちの仕事を間近で見て、たくさんのことを学びました。そして今、ついに長年の構想を実行に移すときが来たと感じています」
フェスの構想を具体化していくにあたって、最初に思いついたのはピアノ・コンチェルト(協奏曲)だったという。
「コンチェルトって、ひとりでは演奏できないですよね。ソロを演奏するピアニストはたくさんの人に愛されて、ステージ上のオーケストラとも、客席のお客さんとも、音楽の輪でつながっていないと成立しません。まさにピアニストにとってコンチェルトは花形のジャンルなわけですが、そのわりに普段クラシックをあまり聴かない方々にとっては縁遠いものではないでしょうか。もっとピアノ・コンチェルトの熱量、華やかさ、面白さを伝えたいと思いました」
会場は秩父ミューズパーク野外ステージ。円形劇場のように開けた空間で、芝生に寝転んで音楽を楽しむこともできる。
「自由なクラシックということを考えたとき、やはりコンサートホールでは僕のやりたいことを100パーセント実現するには限界があると感じました。その点、野外だったらノー・リミットです。しかも僕の提案に対して“それ面白いじゃん!”って言ってくれる仲間ばかりが集まっていますから、もう誰も止められない(笑)」

愛をもって、現代のフォーマットに変えていく
Budoの呼びかけに応えて集結した仲間たちの顔ぶれも豪華だ。うっつー先生率いる吹奏楽団「Union Symphonic Band」、男性ボーカル・ユニット「REAL TRAUM」、ピアニストのござと追川礼章、なで肩のモD率いるオーケストラ「ネコフィル – Next CosMo Philharmonic」など、いずれもインターネットを起点に絶大な人気を誇るアーティストである。
「うっつー先生は熱の塊みたいなトランペット奏者で、彼に惚れ込んだプレイヤーが集まる最強アマチュア集団がUnion Symphonic Bandです。先日、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を共演したときも、最初は合わせるのが難しかったものの、本番ではクラシックのイズムと吹奏楽のイズムが合わさって、まったく新しいものが爆誕した感覚がありました。今回はうっつー先生も思い入れの深いガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』をご一緒するので楽しみです」
一方、ネコフィルとは、ラヴェル、チャイコフスキー、ラフマニノフのピアノ協奏曲などが予定されている。Budoの音楽性に共感する同世代のオーケストラだからこそ、自由度の高い演奏や演出が可能になるのだろう。
「作品によっては“Budo流”のアレンジを加えることもあります。たとえばクラシックは音の数が多すぎるがゆえに、わかりにくさ、伝わりにくさがあるのではないかと。ロックにはパワーコードのように、音の数を削ってカッコよさを生み出す美学があります。そういった発想をクラシックに持ち込んで、作品がもつ生々しいエネルギーを抽出して、感情に訴えかけていけたらと思います。あくまでクラシックへの愛をもって、ぶった斬っていく。現代のフォーマットに変えていくということですね」

グランドフィナーレは全員揃っての「第九」
「いかにクラシックを楽しいと思ってもらえるか」をつねに考えているというBudo。フェスのプログラムにも、その想いをかたちにするアイデアがめいっぱい詰め込まれている。
「はじめはUnion Symphonic Bandが登場して、うっつー先生がこのフェスのために作曲してくださるオリジナルファンファーレで幕を開けます。ステージだけでなくバルコニーを使ったり、芝生をマーチングしたりしながら、『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』の音楽、『ラプソディ・イン・ブルー』などで会場の空気を一気に盛り上げていただこうと。
そして次のステージは、僕のソロからはじまります。そこに、ござさんが入ってきてピアノが2台になり、REAL TRAUMの歌と追川礼章くんのピアノが入り、ネコフィルとのコンチェルトになり、最後は全員でベートーヴェンの交響曲第9番でグランドフィナーレ。これはもう、前代未聞の『第九』にしようと思っていろいろな仕掛けを考えたので、楽しみにしていてください。観客の皆さんにも参加していただきますよ!」
Budoの話を聞いていたら、思わず「クラシック界のパリピ」という言葉が浮かんでしまった。6月からはじまるツアーでも、「LOVE」をテーマに全国にクラシックの楽しさを届ける。
「いいですね、パリピ(笑)。こういうヤツがひとりぐらいいた方が、クラシックが盛り上がると思いますし。来てくれたみんなが熱狂できるパーティにしたいです」
【重大発表】人生をかけた「新しいクラシックの形」最高のご報告があります。
■Budo Classic Festival 2026 〜SUPER BEST〜

日時:2026年5月2日(土)13:00開演(12:00開場)
会場:秩父ミューズパーク 野外ステージ(埼玉)
料金(税込):指定席(前方エリア)9,900円、芝生席(後方エリア)5,500円
詳細はこちら
■Budo Classic 2026 Japan Tour ~LOVE LOVE LOVE~
6月27日(土)札幌サンプラザ コンサートホール(北海道)
7月25日(土)カノラホール 小ホール(長野)
8月8日(土)FFGホール(福岡)
8月11日(火・祝)中電ホール(愛知)
8月16日(日)Bunkamura オーチャードホール(東京)
8月22日(土)ゆるびの舎(岡山)
8月29日(土)名取市文化会館 中ホール(宮城)
8月30日(日)住友生命いずみホール(大阪)
料金(税込):VIP:10,000円/一般:6,000円/当日:6,500円
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