「バイカウントオルガン通信」会員限定企画として、2019年6月より応募受付を開始した「バイカウントオルガンCantorum Ⅵ Plus製品モニター」。実際に利用された方の生の声を聞かせていただくことを目的に実施しましたが、お陰さまで1,200件を超える応募がございました、ありがとうございました!今回当選に至らなかった皆様には大変申し訳ありませんでしたが、当選者様1名を選考、下記レポートが完成しました。
Cantorum Ⅵ Plusの魅力がたくさん詰まったモニターレポートをぜひご覧ください!
「総合的に見て、人に薦めたいと思える楽器」砂辺さん(沖縄県)
砂辺さんプロフィール
・大学院でクラシックピアノを専攻する傍ら、ピアニストやピアノ講師として活動。また、1回30分、週に4回、700人規模の教会で賛美歌の伴奏を担当。
・ステージの大きさや予算の都合上、手頃で小さくても本格的な音が出せるオルガンを探し、本製品モニターを知る。
・実際の使用用途としては、 礼拝での聖歌の演奏、100人程度の聖歌隊サークルの練習や本番での使用を検討、クラシック音楽を学ぶ者として、これを機にオルガン本来の響きと音色が少しでも多くの人、教会に伝えられたらと願い、モニターに応募。
コンパクトかつ持ち運びしやすく、パイプオルガンと大差ない臨場感
モニター品到着後、主に自分の趣味としての演奏、教会での聖歌、賛美歌の伴奏の演奏に使用しました。
本製品をさわってみて、まず一番に驚いたことは非常に軽量でコンパクトであるということです。思っていた以上に小さく軽量で、これならどこにでも持ち運びが簡単であると感じました。また、内蔵されているスピーカーにパワーがあり、自宅での使用では十分すぎるほどで、中規模のコンサートホールまでならPA機器を使用しなくても、本体のスピーカーだけで十分に対応できると感じました。
400人ほどのキリスト教礼拝内の賛美歌の伴奏の時にPA機器を通して使用しましたが、本物と大差ないサウンドと臨場感が得られ、礼拝に参加していた人からも「本物のパイプオルガンで演奏していると思った」「(Cantorum Ⅵ Plusから出ている)パイプオルガンの音色がこんなに多彩だと思っていなかった」との声があがり、こんなに小さい個体であるにも関わらず、あのバッハの時代から教会で使用されていたオルガンの音を肌で感じることができると、多くの人が感動に包まれていました。
電子オルガンならではの利点や魅力
簡単な古典調律・時代様式変更
ボタン一つで調律や時代様式を変えることができるのは、電子オルガンならではの利点・魅力。調律を変えることでキーボードのオルガンでは得られることができない、和音の美しさを得られ、調性のもつ色を感じられました。
音程の違いによるハーモニーの響きの違いを実際に聞いて確認することができるため、合唱の練習の際にも有益だと感じました
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臨場感溢れるリバーブ効果
また残響リバーブをコントロールする機能を使うと、通常のキーボードでは得られないほど、非常に深いところまでかけることができることに驚きました。天井の高い西洋の教会を思わせるような臨場感が味わえました。
USBを使った聴く楽しさ/持ち運び容易で広がる活用の場
USBを使った録音機能・データ再生機能もあるので弾くだけにとどまらず、聴く楽しさもありました。他楽器とのアンサンブルや合唱の伴奏などに十分に対応でき、どこにでも持ち運びが出来るため、練習会場が自由に選択でき、今まで以上にオルガンとのアンサンブルを楽しめるようになると感じました。
MIDI接続
MIDIで他のキーボードと接続しての使用も試してみましたが、そうすることでキーボードとオルガンの切り替えの際に移動することなく、一人でその場で音色を切り替えられるため、普段からシンセサイザーを用いる人には、音色の選択肢の一つとしてこの電子オルガンを一台置いておくのもありだと感じました。総合的に見て、人に薦めたいと思える、非常に満足いく製品です!
詳しくはこちらの「クイックマニュアル」をご覧ください。(PDFファイルが開きます)
砂辺さんのモニターレポート、いかがだったでしょうか? 使ってみて感じたことがストレートに伝わってくる、大変素晴らしいレポートをいただいたことに感謝したいと思います。また実際に礼拝時に使っていただいたことにより、持ち運びの容易さ、バイカウントオルガンの持つ音の臨場感を体感された上での、内容にとても説得力を感じるレポートと思いました。
「バイカウントオルガン通信」では、今後も皆さんの豊かなオルガンライフに役立つコンテンツ、イベントを企画していきますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします!