みなさま、こんにちは。
今回は、日本国内でオルガン演奏や後進への指導者として活躍されているプロのオルガニストが会員でいらっしゃる日本オルガニスト協会についてご紹介させていただきたいと思います。
日本オルガニスト協会とは?
日本オルガニスト協会は、パイプオルガンを演奏する専門家(オルガニスト)の集まる任意団体として1973年に発足し、 2016年秋に一般社団法人となりました。
「オルガニスト間の連絡を密にし、日本におけるオルガン音楽の発展をはかること」を目的として、さまざまな活動が行われています。
毎年、春にはオルガン新人演奏会を主催し、若いオルガニストを送り出しています。 日本には現在、パイプオルガンは約1000台あり、本協会の会員数は600余名になるそうです。
全国大会 4年ぶりに開催
そして今年は4年ぶりの第10回全国大会が大阪市のいずみホールで8月29日(木)から31日(土)まで開催されます。「オルガンフェスティバル オルガンの未来へ ~次の世代を育成するために~ パイプオルガンを知る、学ぶ、拓く3日間」というテーマでコンサートやマスタークラスなどを企画されています。オルガンがお好きな方なら、どなたでも聴きにいくことができます。
8月29日(木)19時
ドイツ リューベックの聖ヤコビ教会オルガニストで世界的に活躍しているアルフィート・ガスト氏のコンサートがあります。前半はバッハの作品、後半は日本の西村 朗氏の作品、ドイツロマン派のシューマン、レーガーのオルガン音楽を演奏します。
・チケット:一般 4,000円、学生 2,000円 いずみホールフレンズ会員 3,600円
チラシを見る(PDFファイル)
8月30日(金)10時
アルフィート・ガスト氏の講演とマスタークラスがあります。主題は、「ドイツロマン派における演奏実践の考え方の変遷と今日の演奏解釈について」です。私たちにも親しみのあるブラームス、リスト、メンデルスゾーンなどの時代です。どなたでも聴講できます。
・聴講料:一般 2,500円、学生 500円
チラシを見る(PDFファイル)
8月31日(土)15時
関西出身で国内外で活躍している若手オルガニスト5名が自分の得意のオルガン作品を競演するガラ・コンサートがあります。
・チケット:一般 3,000円、学生 1,500円、いずみホールフレンズ会員 2,700円
チラシを見る(PDFファイル)
夏の一日、本格的なクラシック音楽専用ホールでパイプオルガンコンサート、講演、マスタークラスを楽しまれるのはいかがでしょうか?
会場のいずみホールについて
全国大会の会場なとなるいずみホールは1990年4月にオープンしたクラシック音楽専用ホールで、ウィーン楽友協会大ホールのようなシューボックス型で客席数は821あります。
クラシックの室内楽にふさわしい残響をもち、国内外の著名な音楽家が演奏をされています。ホールは市内のJR大阪環状線「大阪城公園駅」から徒歩5分のところにあり、アクセスも便利です。
上記コンサート、マスタークラスは下記からお申し込いただけます!!
いずみホール
大阪市中央区城見1丁目-4-70 住友生命OPBプラザビル 一般財団法人住友生命福祉文化財団 いずみホール事務局
Tel: 06-6944-1188(いずみホールチケットセンター)
平日 10:00~17:30 (日祝休み)
いずみホールのパイプオルガン
いずみホール正面には、大きなパイプオルガンが設置されています。今回、いずみホールのご担当者からこのオルガンについて伺いました。
「明るくやわらかな音色が特徴のフランス・アルザス地方ケーニヒ社製のパイプオルガンです。日本国内で、ケーニヒ社製のパイプオルガンが設置されているのはいずみホールのみです。手鍵盤4段、足鍵盤は1段で46ストップ。
1990年4月、いずみホール開館と同時に設置され、2018年4~9月には半年間かけて大規模改修を行いました。改修後、国内外のオルガニストからクリアになった音色を高く評価を頂いています。ぜひ、多くのかたにすてきな音色を聴きにいらしてほしいです。」
パイプオルガンを見に来ませんか?
更にオルガンファンにとっては嬉しい大会プレイベントが下記のとおり開催されるそうです。
京阪神オルガン見学のご案内
日時:8月29日(木)13-15時
内容:京都・大阪・神戸5ヶ所の「オルガン見学会」
入場無料でオルガンに関心のある方ならどなたでも来場できるそうです。
5ヶ所のオルガンを見学できる貴重な機会となりますね。
チラシを見る(PDFファイル)
※前回の記事で詳細は次号でご案内する旨をお伝えしておりました第2回 ~知りたい・聴きたい・弾きたい「オルガンショールーム Open Day ♪」~ の内容については諸事情により本号の次の号でご案内させていただきます。