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人気オルガニスト山口綾規さんにスペシャルインタビュー~バイカウントオルガンMajesty 450の魅力とは?~

みなさま、こんにちは。今回は国内外で精力的に活動され、クラシックからジャズ、ポピュラー音楽までジャンルを問わない多彩な演奏スタイルで知られる山口綾規さんをバイカウントオルガン試弾室にお招きし、フラッグシップモデル、Majesty 450のご試弾とインタビューをさせていただきました。
ぜひご一読ください。

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まずはオルガンとの出会い、オルガニストになられたきっかけを教えてください

ヤマハ音楽教室の幼児科に通っていた当時、グループレッスンの教室には電気式のリードオルガンとエレクトーンが並んでいました。2段の鍵盤と足鍵盤、色とりどりのボタンが並ぶエレクトーンは子ども心にとても魅力的で、その席に座りたいがために誰よりも早く教室に行っていたほどです。
その延長線上でやがてハモンドオルガンに出会い、ずっとジャズやポップスを演奏していました。ハモンドオルガンがパイプオルガンの代用として発明された歴史は知っていましたが、当時はまだクラシックのパイプオルガンに直接触れる機会はありませんでした。

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早稲田大学政治経済学部を卒業された後、東京芸術大学音楽学部別科オルガン専修を経て、同大学の大学院に進学されたという経歴は珍しいと思いますが、芸大大学院に進学されたきっかけは何だったのでしょうか。

1992年に大学進学で上京した当時、東京のいくつかのコンサートホールに立派なパイプオルガンが相次いで設置され、ランチタイムコンサートなどが盛んに開催されていました。私もサントリーホールへ足を運び、ホールの壮大な響きとパイプオルガンの音色に全身を包まれるような衝撃と感激を覚えました。
普通なら「また聴きに来よう」となるところですが、私はどうしても「自分で弾いてみたい」という強い衝動に駆られ、手ほどきをしてくださる教室を探しました。さすが東京で、幸いにも教えてくださる先生が見つかり、早速学び始めました。
大学卒業後は電子オルガンのデモンストレーターや講師の仕事に恵まれ、多忙な日々を送っていました。しかし、音楽を一生の仕事にするからには、理論や知識、技術の面でも一度しっかり専門機関で学び直したいという思いが募り、1999年に東京藝術大学別科へ入学しました。
当初は2年間のつもりでしたが、いざ学び始めると奥が深すぎて到底2年では足りないと痛感し、大学院へ進学しました。折しも藝大の奏楽堂にフランス・ガルニエ社製の素晴らしいオルガンが設置された時期で、「この楽器で学べるなら」、と通常2年のところをさらに1年延長して在籍しました。優秀な仲間たちと切磋琢磨した日々は、今でもかけがえのない宝物です。

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パイプオルガン、またその音色や楽曲に魅了されているのは、どんな点からでしょうか

低音のペダルから高音まで、オーケストラに匹敵する音域と響きを「たった一人で演奏できる」ところが、まず一番の魅力です。
そして先人たちが残してくれた素晴らしい作品を紐解いていく喜びはもちろん、自身でアレンジを手がけたり、自由なアイデアを音に反映させたりと、表現の可能性が無限にあるところにも強く惹かれています。

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一方で山口さんはクラシック以外にも幅広いジャンルの曲を弾かれていますね。また、数少ないシアターオルガン奏者でもありますが、これはどのような経験や影響からでしょうか

もともとジャズやポピュラーを弾いて育ってきたため、私にとってはクラシックのほうが後から学んだ世界でした。
20代前半は本場のシアターオルガンを体感したくて、よくアメリカへ渡っていました。現地の素晴らしいオルガニストたちの演奏を目の当たりにし、強い憧れを抱くと同時に、自分に足りないものを次々に感じました。クラシックのオルガンテクニックを徹底的に身につけたいと思ったのもこの頃です。
藝大入学後はクラシックに没頭していたためしばらくシアターオルガンから離れていましたが、ここ10年ほど再びその世界へ戻り、演奏活動を続けています。2023年には念願だったシアターオルガンでのレコーディングも実現しました。

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最近力を入れていらっしゃるご活動について教えてください

生まれ育った鹿児島県にある「霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)」に、昨年新しくパイプオルガンが設置され、現在オルガン企画や普及活動のお手伝いに通っています。この時世にホールへオルガンを新設してくださったこと自体、本当にありがたく素晴らしい決断だと感じています。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが、地域の皆さまにどうすれば身近に楽しんでいただけるか、オルガンの多彩な魅力をどう届けるかを考えながら、ホールのスタッフの皆さんと一丸となって試行錯誤しながら取り組んでいます。

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今回はバイカウント社の最新鋭音源技術「フィシスプラス」によるモデリング音源搭載のフラッグシップモデル、Majesty 450をご試弾いただきました。率直なご感想をお聞かせください

一言で申し上げると「自然で臨場感あふれる響きと、演奏に集中できる快適な操作性」といった感じでしょうか。実に工夫が行き届いていて、感激しました。
スピーカー、キャビネット、リバーブのクオリティが従来よりもアップされたようで、音に非常に臨場感があります。立体的かつクリアな音が奏者に直接伝わってきて、目の前から、または上から降ってくるように聴こえる感じがしましたね。
特に16種類のリバーブタイプの効果に質の良い美しさと繊細さがありました。
各タイプの違いなど、リバーブの効果がこれほどよくわかり、またこんなにも弾き心地を変えてくれるものだとは思いませんでした。各タイプの空間が頭の中に浮かんでくるようで、これは初めての経験です。
操作面も迷わず演奏出来て使いやすさを感じました。鍵盤も弾きやすくなり、ボタン・フットピストンの感触が従来よりも滑らず押しやすいです。ストップも無駄のない音色が並んでいますし、カプラーが豊富な点も魅力ですね。

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以前からコンサートなどステージ上で、度々バイカウントオルガンを使用していただいておりますが、本物のパイプオルガンにはない、バイカウントオルガンならではの魅力的なポイント、利便性の高いポイントを教えてください

パイプオルガンが常設されていない空間にも、オルガンサウンドを持ち込めることが最大の強みです。
また、スピーカー出力によって会場や編成に合わせた緻密な音量バランスのコントロールができるため、特に他の楽器の方とアンサンブルする際には非常に重宝しています。

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今後のご活動の予定を教えていただけますか

12月22日(火)に横浜みなとみらいホールのクリスマスコンサートで演奏します。ゲストに児玉隼人さんという17歳のスーパートランペッターをお迎えし、クラシックの名曲からポップスまで盛りだくさんのプログラムです。

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ありがとうございました、では最後にオルガン愛好家・ファンの皆さまへのメッセージをお願いします!

この記事をご覧の皆さまには、オルガンを弾かれる方もたくさんいらっしゃると思います。オルガンは、自分の中にある音楽のアイデアを無限に形にできる楽器です。ぜひオルガンに限らず幅広い音楽に触れ、豊かなインスピレーションを蓄えてみてください。それがクラシックであれポピュラーであれ、皆さまの演奏をより生き生きと輝かせてくれるはずです。これからもオルガンの多彩な魅力を皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思います。

山口さん、興味深いお話をありがとうございました。皆さまもぜひ幅広い音楽に触れていただき、オルガン演奏の楽しみをより深く感じていただけたら、と思います。山口綾規さんの今後の活躍にもさらに注目が集まりますね。

今後もバイカウントオルガン通信申込者の方々のオルガンライフに役立つ情報をお届けしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

山口綾規山口綾規 プロフィール
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東京芸術大学音楽学部別科オルガン専修を経て、同大学大学院修士課程音楽研究科を修了。東京を中心に、アメリカ、フランス、中国、マレーシアなど、国内外で積極的に演奏活動を続けている。クラシックからジャズ、ポピュラーまで、ジャンルの垣根を超えた多彩なレパートリーには定評があり、わかりやすく楽しさ溢れるコンサートは各地で新たなオルガンファンを生み出している。またシアターオルガン(かつてアメリカの無声映画の演出に使われたパイプオルガン)を演奏する数少ない日本人オルガニストである。後進の指導をはじめセミナーや出版物なども多数。NHK連続テレビ小説『エール』(2020)『ちむどんどん』(2022)では音楽指導を務めた。2023年日本人初のシアターオルガンのCD『Konnichiwa from San Diego!』をリリース。日本オルガニスト協会会員。昭和音楽大学講師。尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。

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Majesty 450 ダークオーク

なお、Majesty 450ほか現行のバイカウントオルガン5品番は、バイカウントオルガン試弾室(完全予約制)にてご試弾いただけます。ぜひ実際にご試弾ください。

バイカウントオルガン試弾室の予約方法等はこちら

2026.10.27
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