みなさま、こんにちは。
2022年11月、大阪府枚方(ひらかた)市に所在するカトリック枚方教会様に、バイカウントクラシックオルガンUnico CL8が納品されました。半世紀以上の歴史をもち、さらに京阪電車沿線の美しい景観として知られるこちらの教会で、どのような経緯でバイカウントクラシックオルガンが導入され、使用されているかを伺いました。
カトリック枚方教会
所在地:〒573-0033大阪府枚方市岡南町3-1
※納品されたバイカウントオルガンUnico CL8は画像2点目内左側
カトリック枚方教会について
まず枚方教会について、司祭の長崎神父様からのご案内をご紹介します。
枚方教会は1954年にカトリック大阪大司教区の小教区として認可され、現在の聖堂は1956年に建立されました。戦後の傷の癒えない時期でしたので、当時クラレチアン宣教会司祭が米国にて献金を募り、カリフォルニア州などに住むメキシコ系のカトリック信者の厚志によって建設費用がまかなわれ、完成にいたりました。
その感謝の心を込めてメキシコ本土で厚い崇敬をもって信心されているグアダルーペの聖母マリアを教会の保護聖人としていただき、聖堂の祭壇右に聖母の大きな聖画が飾られ、人々の崇敬を集めています。
バイカウントオルガン導入のきっかけ
カトリック枚方教会様では、2003年にバイカウントとは別の会社のコンビネーションパイプシステムのオルガンを購入・設置され、以来、毎年夏とクリスマス時期にチャリティーコンサートを開催されていました。しかし経年からくる不調もあり、このたびバイカウントオルガンのUnico CL8をご購入いただく運びとなりました。
Unico CL8の音色は信徒様の耳に心地よく、操作性についてもオルガニストからの評判も良いとのことです。現在、新型コロナウイルス感染予防のため、3年近くミサの中でみんなが声を出して聖歌を歌うことはできておりませんが、コロナ禍収束の時がきましたら、「オルガンと聖歌が響く活気ある典礼が戻ってくることを心待ちにしている」とのことです。
またライトオーク調の色合いについて、納品時に、色味も明るい雰囲気になり良いね!と関係する皆さまから喜びの声があがっていらっしゃったそうです。
納品されたUnico CL8
使ってみての感想
オルガニストの皆さまよりご感想を伺いました。
- まだ数回しか弾いていませんが、パイプの音がパイプっぽい音として直線的に、オルガニストの座席位置でも会衆席とあまり違いがなく聞こえてきます。低音がよく響きます。
- 交換ボイスなど細かい設定が操作ガイド動画を見るとわかるのですが、そこまで挑戦する方は現状ではいらっしゃらずこれからです。まだまだ使いやすそうな機能はありますが、メモリー機能を使って音色の組み合わせを記憶させる方法など、試してみたいことがありすぎてこれからが楽しみです。
- オルガニストそれぞれの意見からみて総合的に使い勝手もよく、慣れていけば色々な可能性を感じられる楽器です。本物のパイプオルガンのリアル感には至りませんが、タッチ感や発音など、非常に似たものになるように工夫がされていて、いままで経験してきた電子のクラシックオルガンより本物のパイプオルガンに近づいた気がします。信徒の皆様からもミサに合う音色でとてもいいとよく言われるようになりました。
以上のようなコメントをいただいております。
【クイックマニュアル】 Unicoシリーズ
【取扱説明書】 Unico CL8
今後、カトリック枚方教会様では、販売店である大東楽器と共にコンサートや、バイカウントオルガン教室生徒によるミニコンサート、操作の勉強会などの企画を検討されています。
各種演奏会が徐々に再開され、信徒さんや地域の方々にバイカウントクラシックオルガンを聴いていただく機会がこれから増えていくことを楽しみにしております。
今後もバイカウントオルガン通信では各地に納品されたバイカウントオルガンをご紹介できたら、と考えております。
販売店:大東楽器株式会社
バイカウント クラシックオルガン価格改定のご案内
バイカウント クラシックオルガンにつきまして、2023年2月16日より希望小売価格を下記の通りに改定いたします。改定価格の詳細はこちらをご覧ください。