オルガンの鍵盤数は同じではない?!

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こんにちは。春爛漫な季節となりましたが、みなさまお元気ですか?
バイカウントのクラシックオルガンはパイプオルガンの音色を電子で再現している楽器です。
パイプオルガンについて知るとよりバイカウントの魅力がお伝えできるので、オルガンについて、ちょっとお話させていただきます。

オルガンの鍵盤について

現代、ピアノは、どんな会場やホールを訪ねてメーカーの違いがあっても手鍵盤は88鍵がほとんどだと思いますが、パイプオルガンは時代や国によって、手鍵盤や足鍵盤の数や段数が異なります。
 

手鍵盤


鍵盤数
バイカウントクラシックオルガンは全てのモデルが61鍵です。
パイプオルガンには少ない鍵盤数(54や58など)のものもあります。
古い時代は低音域でショートオクターブ(左手で広い音域が弾けるように音色の順番が通常と違う)や分割オクターブ(1つの鍵盤の前後で違う音がでる)があるものもありました。

鍵盤の段数
鍵盤は1段だけの小型なものから、手鍵盤だけで5段以上、さらに足鍵盤がついている大型なものまであります。
時代とともに、鍵盤が増えてきました。
例えばイタリアやスペインでは手鍵盤は1段で足鍵盤も少ないものが多くあります。
また世界最大といわれるパイプオルガンはアメリカのニュージャージー州にあり手鍵盤が7段あります!!
もはや見た目は、宇宙船のコクピットのようです。

※バイカウントのクラシックオルガンでは、手鍵盤は1段から3段まであります。(※日本で取り扱ってるモデル)

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手鍵盤1段
Cantorum Ⅵ Plus
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手鍵盤2段
Unico P35  UnicoCL7
Unico CL6 Unico CL4
Unico CL2 Sonus 40
Chorum S40 Chorum 40
Chorum 60
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手鍵盤3段
Unico 500 Unico 400
Unico CL8 Chorum 90

足鍵盤

バイカウントの足鍵盤は30鍵か32鍵の2種類で平行型と扇型の形状があります。
30鍵(ドから2オクターブ+ファまで)
32鍵があります(ドから2オクターブ+ソまで)2つ多い!!

ヨーロッパのパイプオルガンは平行型が主流ですが平行でフラット〈鍵盤の高さが同じ)なのものと、凹(ボコ)型(真ん中がへこんでいて、両側にむかい上がっている形状)のものがあります。凹型は両端を弾くときに足が届きやすく演奏しやすいです。現在は手鍵盤と同じように白鍵、黒鍵がありますが、古い時代には、細長い棒がつきでて押すような形もありました。米国では扇型〈放射線状に配置)が主流でアメリカオルガニスト協会(AGO)の正式な足鍵盤に認定されています。

平行凹型30鍵
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平行凹型32鍵
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オルガンを弾くとき


ピアノを演奏する人をピアニストと呼ぶようにオルガンを演奏する人をオルガニストと呼びます。
楽譜は足鍵盤つきの曲ですと3段譜になります。

① 弾く楽器の仕様を確認する(音色 音色数 手鍵盤 足鍵盤 音の響き方など)
② 右手をどの鍵盤、左手をどの鍵盤で弾くか考え手鍵盤の音色を選ぶ(両手で同じ鍵盤を弾くときもあります)
③ 足鍵盤を使う曲は、足鍵盤の音色を選ぶ。足は必要に応じて両足のつまさき、かかとを使う
④ 各鍵盤の音色の響きを聞きながら演奏する

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